おじいさんになると散歩するだけでも楽しい

ということが分かりました。

遊歩道

還暦間近のおじいさんです。

若いころは目的もなく歩くのが苦手でした。

もっと良い時間の使い方がある筈で、ただの散歩などほとんど無意味に感じていましたが歳をとると状況が変わるものですね。

気力・体力の関係なのか遠くに出かけるのが億劫になりつつあります。

繁華街の人混みも気疲れが多くなって疎遠になりますし、体の反応速度の低下からか若いころより車の往来にも気を使います。

と言って部屋にこもってばかりでも気晴らしができません。

というわけで、小さいラジオなんかを持って遊歩道なんかを歩くのが日課になっています。

空の様子は毎日変化がありますし、草木の様子も季節にそってゆっくり変わっていきます。

ただ歩きながら遠くを眺めるだけでも気分転換になり色んな変化を感じられて楽しいです。

歩いていると頭の中が整理されてきてスッキリする効果もあるようです。

途中、公園なんかに立ち寄ってラジオ体操っぽい何かの体操をしたりベンチに座ってラジオを点けて聞いたり聞かなかったしてくつろぎます。

今私が使っている機器はMP3の再生もできるので昔聞いていた曲を流したりもしています。

個人差による趣向の違いは大きいと思いますが、新しいものを開拓するより昔聞いていた懐かしいものを聴くのが楽しいです。

聴いているとその頃の記憶なんかも蘇ってきて思えば遠くへ来たものだなぁと感じます。

一息ついたら帰途につきます。

出かけてから帰ってくるまで1時間程度の行程ですが、精神的にも肉体的にも有為に安定する効果があるように思います。

歳を取ると細かい作業など集中力が必要なことを長くやることができなくなってきます。

その分、ゆったりした散歩のようなことへの親和性が増すのかな?と思っています。

ベンチに座ってラジオを聴いているおじいさんをたまに見かけることがあると思います。

何が楽しくてそんなことやってるのだ?

などの疑問があるかと思いますが、生暖かい目で見て貰えると幸いです。

お読み頂きありがとうございました。

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