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相変わらずオモシロイ母

昨年12月に父が急逝し、
独り残された母はがっくり来ちゃかなと
思っていたけど、全然そんなことはなく
透析をしなければならないのは大変だけど
まぁまぁ元気で頑張っている

で、今日は母の日なので電話してみた
プレゼントは事前に送付済み

びっくりというか、なんというかなのだけど、
母は父が亡くなっても父の思い出話などを
しんみり話すことは一度もなく
電話すると自分に日々起きている話を
毎回マシンガンのように話してくる

今日は、いつも行っている病院ではなく
ちょっと遠い病院に検査に行かなければならなくなったので
近所に住んでいる(私の)甥っ子ちゃんに
連れて行ってもらいたいのだけど
行こうと思っている日が
母のお気に入りの次男君は都合が悪く
長男君だったらOKだと言われたのだそう

母は長男君とはあまり話さないから気を使って
疲れてしまうからいやだけど我慢していくしかない
と、大変失礼なことを言うので

「せっかくのお休みの日に連れて行ってくれるのに
 我慢してなんて、Y君(長男君)に申し訳ないでしょ!
 そんなにイヤなら先生にH君(次男君)がOKの日を伝えて
 そこから調整していけばいいじゃない」
と言ったら

「でも、早く行った方がいいかと思って…」
とグズグズ言う

「遅れたって2週間くらいでしょ?
 それで死ぬわけじゃないだから
 しょーもないことで悶々として
 血圧上げてるよりよっぽどいいよ!」

「そうだね、そうすればいいね、
 良かったー、何日も眠れないくらい悩んでいたよ」

「ホント、しょーもないよ!
 そんなことで悩めるなんて贅沢ですよ
 私なんて悩みだらけで悶々とする暇もないよ」

「そうだね、そうだよね
 けどさ、ママくらいの年になると
 こんなことで悩んじゃうんだよ
 でも良かったー、話聞いてもらって
 ホッとした、電話くれてありがとね!」

と、母の日の思いがけないプレゼントになったようでした
良かった


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