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オモシロイ母

父が亡くなって明日で1週間
今日、姉が帰り、
私は相変わらずお線香番と来客担当

友人や知人からは
「お母さま、大丈夫?」
「気を落としているでしょう」
なんて言われるのだが、

当の本人は、
父の残骸をどんどん廃棄して
荷物整理をしたくて仕方がないらしく

私の顔を見るたびに
「後はあそこを片付けて
 ××さんにゴミを捨ててもらって」
なんて、
片付けのことで頭がいっぱいである

家の中の気になるところ
玄関の鍵がかかりにくいとか、
庭の水道管がもろくなっているとか、
廊下の窓が開きにくいとか、
どんどん業者(召使ともいう)を招集し
家の中を改善し始めている

昨日、私と姉とで
父の衣類や靴をまとめてゴミ袋に入れて
おいたものを
出入りの業者の「××さんに持って行ってもらう」
と何度も言うので
どんな業者さんなのかと思ったら
20代の若いお兄ちゃんなのでびっくり!
召使の年齢層広っ!

今日は、夕方から
いとこの副住職と3人で外食し
母は元気にご飯を食べて
今日もデザートを注文した

明日からガクッと気落ちしないといいけど
今のところは楽しそうで何より

新しいミッションのお仏壇とお位牌の発注は
どうにかお葬式が黒字になったので
その範囲内で購入できそう

母は、
「よかったー、いろいろ終わって
 本当に良かったー
 皆のおかげだ、ありがたい~」
と、ずーっと言っている

父の遺族年金が思ったより高額で
(実は私も「えー、こんなにもらえるの?」と
 びっくりした。しかも母は透析患者なので、
 医療費はかからない。父もいないから
 余計なお金もかからない)
今までより使えるお金は潤沢になるんじゃない?

(今までも別に苦労はしていないけど)
今後はもうお金の心配がない
しかも、
近所の人に気にかけてもらって
一声かけると飛んでくる召使がいっぱいいて
本当にうらやましい人生だ

それにくらべて
私は家人の顔をもう忘れてしまいそうなくらい
怒涛の一週間だった 疲れたー

この1週間ほとんど仕事ができなかったし
東京に帰るのが怖い…


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