見出し画像

目に見えているもの

我が家で家族そろってはまっているものがある。そういうのって、だいたい娘から布教されるものなんだが。

娘のおかげで K-pop アイドルとか JO1 とかを知った。アイドルに対するイメージが変わった。

勝手に決めつけているイメージってのがいかに自分の狭い価値観なのかと思い知らされて、新鮮な気持ちになる。
どうせこんなんだろう、というのは実はけっこう外している。

だから自分の目で確かめておく必要はありそうだ。
自分の目が節穴だったとしても。

自分の目で見てるものが真実とは限らないけれども。

今我が家の家族が揃ってハマってしまったのがそれ。
コンフィデンスマン。
ちょっと前のドラマで映画もあって、ヒットしたようだ。これまで知らんかったのよ。

娘がハマって、布教してくれて、今日も映画になったロマンス編ってのをみんなで見た。おもしろいやん、詐欺師の話。
ほんまにどこからがホンマでどこからが嘘やねん、おもろい。そして過去のエピソードで出てきた人や物がちょこちょこ散りばめられているのがたまらん。

そもそも自分の目で見たり自分で調べて確認しないと信用できない、というのはあって、これまでも誰かがこう言うからって、自分もそう感じるとは限らないってずっと思っている。
自分がいいと思うのが自分にいいのよ、騙されていたとしても。

写真は自分の目で見たものを撮っているけれど、必ずしも自分の目で見てるようには撮れていない。
そこのギャップがおもしろかったりする。

自分の目で見えてないものがいいと思うことがある。
騙されているってわけ。

土曜の夕方散歩に持ち出したカメラは X-Pro3 で、今それには SIGMA 56mm F1.4 DC DN がつけっぱなしになってる。
このレンズ、いいよマジで。撮っててすごく気持ちいい。

評判よくて、それを自分で体験して、ほんといいなあって思った。自分の目で確かめた。
妻と一緒に歩きながら今日も撮って。

それを JPEG 撮って出しでTwitterにアップしたら、いつもと違うねってリプを頂戴した。
うわ、バレてるやん。

最近 Lightroom でちょこちょこいじったものをアップしてるからね。

だって、FUJIFILM の JPEG は下手にいじるよりそのままのほうがいいって思えることがけっこうあるから。

なのでここでは Lightroom でちょこっといじったものを。といってもほんのちょっとなんだけどね。

目で見えてない色味で書き出してる。これらは Lightroom のクラシックネガ。
これがまたいいのよ。

目で見えるのが真実とは限らない、というのはコンフィデンスマンでお決まりのフレーズ。
目で見えてないこと多いし、見えていてもそれが真実とは限らない。

何を信じるかは自分次第。テレビで誰かがコメントしてたのを聞きかじっただけの友だちの話を信じ、専門家が言うことを疑うのもその人の勝手。

プロパガンダを信じるのも疑うのもその人の判断。そこからどう行動するかも。

目で見えている父親の姿を見てその職業を継ぐかどうか判断するのは子ども次第。
うち子たちは継がない選択をした。なかなか賢明だと思う。オレも完全同意だ。

同業者の中には親の跡を継いでいる人も多いし、子が同じ学部に進学しているという話も聞く。親の姿を見て自分もなりたいと思えたならそれはとてもすばらしいことだ。

オレもサラリーマンだった父の姿を見て、なぜか違う人生を選んだ。後悔はこれっぽっちもしていない。

見えているものを信じるべきなのか見えてるようで見えてないのに

SIGMA 56mm F1.4 DC DN / FUJIFILM X-Pro3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?