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報告

不要不急な外出は控えましょう、という状況になっている。お彼岸の3連休は兵庫と大阪の往来を自粛するように、ということも言われた。なんだけれど、息子が大学受験をした春なので、妻の両親に進路が決まった報告に行った。自家用車で移動して、あまりうろうろしなければいいだろう、ということにして。

兵庫から大阪、奈良を通り抜けて三重へ。妻の実家は伊賀上野。うちの車は電気で走るんだけど、何とか途中充電せずにたどり着いた。でも着いたらすぐに充電スポットへ。いつものお城の前の駐車場。

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どこも閉館で、人影は少ない。観光地なのに。おかげで駐車場も無料開放中。充電をスタートさせて、お城に行った。上野公園に入るとサンシュユが満開だった。

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うちの娘は明るい子。一年後は就職が決まってて、国家試験を受けてる予定。来春は娘の報告のためにまたここを訪れることになるかな。いい知らせができるといいな。

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伊賀といえば忍者だけど、芭蕉の生誕地としても知られる。俳聖殿ももちろん閉まっている。扉が開いていると芭蕉像を拝むことができる。

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今回持参したカメラはNikon new FM2で、レンズはNIKKOR50mmF1.2。

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娘と息子も小さい時から何度もここに来てる。忍者の衣装を身に着けたこともあるね。

これだけ人がいない上野公園ははじめてかもしれない。

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淡墨桜が咲いていた。ソメイヨシノはこれからで、きっと一週間もすれば見ごろになるだろうねと話しながら歩いた。桜が咲いても人は少ないだろうか。

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石垣の下にはお濠があるけど、その向こうには妻が通っていた高校がある。ここに来ると毎回ここから街を眺める。

両親を迎えに行き、6人でお城近くの田楽の店、わかやへ。

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息子が第一志望の大学に何とか合格できて、どうしても直接両親に報告させたかった。そして、直接お祝いをもらった。

妻の両親は教師で、一時は息子も先生になりたい、と言っていた。まだその道もないわけでもないけど、教育大ではないので、小中の教員にはならないかな。

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田楽は娘のリクエスト。念願のわかやさん。確かに美味しいよね。今回コースを予約してくれてて、最初にジュレが出てきたり、天ぷらや茶わん蒸しもあって、とっても豪華だった。

早めの時間に店に入り、2階の部屋でゆっくりいただくことができた。大満足。また行きたい。

食事を終えて下りると、店内はとても混雑していた。どこにも行けないから、せめて食事だけでも、という人が多いんだろう。ちょっと驚いた。

お父さんは寅年の82歳で娘と同じ干支。お母さんは巳年で息子と同じ干支。だから覚えやすい。

お父さんの健康状態が心配ということもあって、できるだけ妻と帰省するようにはしている。認知に衰えが出てきてるから、お母さんのフォローも必要だ。今回お母さんがあれこれ話してくれたので、ちょっとはガス抜きになっていたらうれしい。

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でも、こうして老親を訪ねることがかえって新型コロナ感染の危険があるという見方もある。だから、考えものだ。妻の兄はしばらく訪問をやめておくと聞いたので、なるほどと思った。浅はかだったかもしれない。

とはいえ、娘と息子を両親に会わせることができたことは、ぼくと妻ができる唯一の親孝行だと思うし、孫であるうちの子らにとって意味がある訪問だと思っている。成長した姿を見せることができた喜びはかけがえのないものだ。

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前回、年末に来た時もここで妻と両親の3人の写真を撮った。これからは毎回撮っておこうと思う。

あと何回撮れるかな、なんてことを考えてしまうんだけど、何回でも撮ったらいい。

伊賀上野はとてもいい町だから、好きだ。好きな町なので、何度でも訪れたい。


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