P-M50

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、にわかに涼しくなった。昨夜はスウェットを着てちょうどよかった。

いつもの時間に目が覚めても、暗いなあと思うようになった。
暗いとなかなか起き上がれない。
暗くても起きないといけない季節がやってくるのよね。

朝が暗くなってきて、カメラ持って出る時レンズは明るいのじゃないと撮れないってなってくる。
今朝は昨日使ったのより一世代前のレンズにしてみた。

smc PENTAX-M 50mm F1.4 という MF レンズ。一番新しいオールドレンズってことになるんかな。
PENTAX MX というコンパクトなフィルムカメラについてきたやつ。

これがまたいい感じにオールドでよいのでござる。

オールドなんだけどとってもよく写る。ほどよいやわらかさで開放で撮りたくなる。

何気なく A モードのまま撮ってたんだけど、シャッタースピードに Auto の表示が出てる。

いままで M モードにしてグリーンボタン押してたのがその必要ないねん。そういやそんなこと誰かが話しておられたな、動画で。

ミラーレスやったら当たり前だけど、これ、一眼レフ機やからねえ。

そういうわけで A モードでサクサク。これがいけるのは助かるわあ。

これも今までそんなに使ってなかったレンズだけれど、年とともに気に入るやつやな。変哲ないけど軽くてコンパクトでしっかり写るオールドレンズ。

今朝、久しぶりに公園の入り口でリハビリに励むおじさんに会ってあいさつした。
ここ数日、顔を見てなかったのでちょっと心配だったのよ。

もしかして、入院されてるんじゃないか、なんて考えてしまっていた。

リハビリに励んでいる方が再び脳梗塞を起こしたとか転倒して骨折したとか、よくある話だからなあ。

いつ何が起こっても不思議じゃない。

こっちの解体現場も更地になった。塀が撤去されたのでこっちから見通せる。
ここもに分割されて新しい住宅が建つんだろうか。

昭和の住宅は敷地も広いとこも多くて、そこを土地から購入してそれなりの家を建てるとなると普通のサラリーマンでは難しいくらいの額になる。
この辺りは地方とはいえそれなりに土地が高い。
35年ローンで住宅を購入する必要がこれからの世代の人たちにほんとうにあるんやろか。

住むって、永遠のテーマで、奥深いテーマやねえ。これも世代で変わってゆくなあ。
オレたちのように家を建てて20年くらい経ってくると、これまた次の課題が出てくるし。

ここは集合住宅らしき物件の建設現場。これからどんな建物が出来上がってゆくんかな。楽しみだわ。
毎朝進捗状況を見ることができる。

今日、開業するときに親から借金した返済が終わった。15年で完済。イエイ。
いちおう親にその旨伝えた。

おめでとう　よくがんばったね　でも気を抜かずにこれからもお仕事がんばってね
という返信がきたので、住宅ローンがまだたっぷり残ってると返した。

それも男のかいしょう　借金なくなったら、がんばる目標なくなるよ　男は死ぬまで仕事仕事

という返信が LINE の絵文字つきで送られてきたのでちょっと笑った。
こういう母親にオレは育てられた。

借金がなかったら何のためにがんばるんやろね。そもそもオレは今がんばっているのか。
借金してまで家を建てて住んでいるけれど、子どもが巣立っていったら、子ども部屋のある家はどうすべきなのか。

いまのところまだ娘も息子も一緒に暮らしているので、まだ想像でしかない。
夫婦二人になったら、果たしてほんまにどうなるんやろ。

今月のクレジットカードの引き落とし額が多くて、あれ、レンズ買ってないはずやけど、と思ったら、冷蔵庫だった。
そうそう、冷蔵庫買う時も考えたな、この冷蔵庫、夫婦二人になってもこの大きさがいるのか、って。

15年くらい使う冷蔵庫。後半は夫婦二人で使うんやろなあ。
いろいろ持て余してゆくのかもしれない。

田舎のでっかい古い家、納屋があって、農機具があって、若いもんはみんな出て行っておばあさん一人になって、どうするんやろ、と思ってたけれど、そんな話、田舎に限ったことではない。

これまでの住まい方には満足しているし、今もとっても幸せに暮らせていると思う。それでもふとそんなことを考えるのであった。

借金がひとつ終わった日に。

いつの間に色づきだしたハナミズキ気づかぬうちに変わりゆく秋

smc PENTAX-M 50mm F1.4 / PENTAX K-3Ⅲ