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Planar × film

前からやってみたいと思っていたことのひとつが、Planar をフィルムカメラにつけてフィルム写真を撮るということ。

お盆の8月15日、実現させた。

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庭で撮ろうとしたら、ひらひらとアゲハがやって来た。お盆に。

アゲハに姿を変えてやって来たのは、誰だったんだろう。かつての愛犬か、それとも父か。

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まあたまたまだろうけど、とにかくこのタイミングでアゲハが撮れるなんてね。ついてる。

フィルムカメラで、アゲハ。しかも Planar で。

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以前持ってた Planar 1.4/50 MMJ はボディと共にやってきたけどそのボディがシャッター切れなくて全然ダメだった。そもそもボディには期待してなくて、レンズだけあればいいやって思っていたので、別によかったんだけど、いつしかやっぱり Planar とフィルムってやってみたかった。

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縁があってその Planar はある方にお譲りすることになって、ぼくの手元からはいなくなった。そこで迎えたのが Planar 1.4/50 ZF.2 というニコンFマウントの現行モデル。

Df で使いたかったのと、Nikonならフィルムカメラあるやん、それで撮れるやん、ということで。

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家の前の道に出たら今度はアオスジアゲハがひらひらと。

雨があがったのでチョウもここぞとばかりに飛び回ってるのかもしれないけれど、オジサンは興奮して、フィルムカメラでチョウを撮ろうとするのでした。

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フィルムカメラで、50mmのMFレンズで。そんなん無理やんとわかっていても、子どものようにチョウを追う。

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もう、浮足立ってるから手ブレもひどい。でも、それがかえって追いかけてる様子を表現してるようにも。

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苦しい言い訳しつつ、これがひとつの思い出になったので、オジサンは満足です。正直、もっと撮れてないと思ってたから。

その場でモニターで確認しないってのも、いいものですわ。X-Pro3 欲しくなる(笑)

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Planar 1.4/50 ZF.2 を装着したカメラは、Nikon EL2 というわりとマイナーなモデル。でもこれね、AE なんすよ。FE の前のモデル。電子シャッターなので人気ないらしい。

がしかし、露出計も生きてて、ちゃんとシャッタースピードが変化するなら、絞り優先オートで撮れるわけですよ、めっちゃ便利です。

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フィルムってラチチュード広いから、少々露出が合ってなくても現像時に何とかなってくれるしね。

それもあるけどファインダー内でちゃんと針が動くのを見てるとこれはきっと合ってるわ、と思えるし実際気にせずパシャパシャいってこの結果。

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ピントはさておき、シャッタースピードは問題ない。

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Nikon EL2 は Nikomat EL の後継で、FE の前のモデルのようで、Nikonのロゴなのよ。Nikomat じゃなくてNikon。FE よりはちょっとボディのサイズが大きい ようだ。背が高い。

けど、これめっちゃいいカメラやと思う。

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レンズは Ai じゃないとあかんから、そこは要注意。New FM2 と同じ。

シャッタースピードが1/1000までというのが New FM2 からは劣る点。New FM2 は1/4000。

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こうして Planar をNikonのフィルムカメラにつけて撮るなんて、贅沢な遊びではないですか。オジサン興奮します。

なので夕方の散歩でハスのお寺まで。

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フィルムで撮るというのはデジタルにはない魅力があるわけでして、これはたまらんわけです。

興味ない人にはどうってことないことやと思いますけど。

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かつて誰しもがフィルムで撮っていた時代にプリントした写真を見てこのよさを実感していたかというと、そこは疑問。

こうして画面で見るほうがそのよさを感じられるんじゃないかな。

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画面のサイズだけではないような気がするけど、よくわからん。

デジタル写真との比較なのかなあ。とにかく今こうしてフィルムで撮った写真をデジタル化して画面で見るとめっちゃいいと思う。

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デジタルで撮ってフィルム風に、という加工がなされているけれど、あくまでフィルムライクってとこまでよね。

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たぶん別ものなのよね。それでいいと思う。

もちろんデジタルの写真も大好きですよ。どっちもいい。

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フィルムは、FUJICOLOR 100 記録用。24枚撮りのフィルムで、庭で一本撮り切って、夕方散歩でもう一本。

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フィルムが手に入りにくくなって、値段も上がってて、さらに現像にもデータ転送にもお金がかかるから、結構な出費になるんだけど、飲みに行って生ビールもう一杯、という感覚で。

オジサンはそういうところで財布のひも緩むのよ。

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だってほら、こういうサルスベリの発色とか、エモいやん。

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この懐かしい感じの色味とか、最高やん。

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そしてこのレンズやっぱすばらしい。ネコちゃんがそれを語ってくれてます。

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普段歩いている道も、何だかいい雰囲気になる。

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そしてこの一休さんの時代にタイムスリップした気がする。

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高精細とは程遠いけど、フィルムの風合いたまらんなあ。

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このカメラももし電子シャッターがアウトになっても、機械式に切り替えられるから、まだまだ使い続けられるはず。さすがNikonって感じのつくりですわ。

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こういうカメラ使ってたら、X-E4 のグリップないのとか別にそれはそれでええやんなってなるのよね。こっちのほうが重い。

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しかもこのカメラ、保管状態よかったようでめっちゃキレイねん。大当たり。まだまだいける。

念願の Planar つけてフィルムで撮りはじめからアゲハ追いかけ

Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 ZF.2 / Nikon EL2 / FUJICOLOR 100

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