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のろまだけど

木曜の夕方散歩は X-Pro1 に XF23mm F2 R WR つけて AF で撮ることにした。AF だと OVF が威力を発揮する。 

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威力を発揮するというのはちょっと違うかもしれないけど、OVF 好きにはたまらないのよねえ。

XF23 の画角だとファインダー像に近いので、のぞいて見えたのに近い範囲の写真が撮れる。

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これが XF18 になるともっとファインダーのぞいて見える像に近い画になるので、広角レンズがこのカメラには向いていると思う。OVF 使いたいなら。

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XF の F2 シリーズは X-Pro シリーズ向けに開発されたといつだったか聞いたことがある。どおりでサイズ的にめちゃめちゃおさまりがいい。X-E シリーズにもいけるんだけど、ちょっと大きく感じる。一回り大きいボディにつけると、いいのよ。

カッコイイから持ってるだけで幸せだ。

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10年近く前のカメラだから、確かにのろまでどんくささがあるのは否めない。シャッターもゆっくりカシャって音がするんだけど、それがまたたまらない。快適じゃないけど快感。

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なぜかこれまでこの組み合わせであんまり使ってなかった。ついオールドレンズをつけてしまってたのよ。

50mmの MF レンズなんかをつけるとどうしてもピント合わせるために EVFで撮ることになる。自ら進んで快適に使えない方法を採用していた。

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何を今さら、という感じだけど、事実なんだからしかたない。

これで俄然このカメラが楽しくなるわ。

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レンズが喜んでいるようにも感じた。性能を発揮できるぞ、親分のためにもがんばるぞ、みたいな。

このレンズにとっての親分は X-Pro シリーズなのよ。

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近所の斜面にある古い住宅エリアを歩く。眺めがいいからこんな坂を上らなあかんところに人は家を建てて住んだ。

今よりもみなさん健脚で、坂道を上るのくらいは平気だったのかもしれない。

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ゆっくり歩いてるのに息が切れる。息を切らしながらも、やっぱり眺めがいいから住みたくなるのもわかるな、と思う。

古くからの町だから、道は入り組んでて狭い。

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ここからだと南西が開けているから、夕方の景色がいい。

西に沈んでゆく太陽を眺めることができる。つまり、西日をもろに受ける。

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西日をもろに受ける夏はいっそう暑いわけ。それでも人は眺めを選ぶ。

茜色の夕日の光はあたりの色を変えた。

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散歩のコースをこっちにしてよかったなあと思う瞬間だった。

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昭和と平成と令和が入り混じっている。その中でも昭和の比率がわりと高めで、それを平成のカメラで撮る。

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車で通り抜けるのが困難なエリアなので、散歩向き。静かにこの景色を堪能できる。

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妻は蚊を嫌って早くここを脱出したいんだけど、ちょっと待ってと言いながら撮る。

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一緒に歩いてるので、歩みよらないといけないんだけど、こういう時はだいたいオレのペースになってるかな。すまないねえ。

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ブラックボディにシルバーのレンズ、めっちゃいいと思う。

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なおこっそり TOKYO GRAPHER OPF650-L つけてます。

水を得た魚のごとく生き生きと喜ぶ声が聞こえたようで

XF 23mm F2 R WR / FUJIFILM X-Pro1

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