F1.6
木曜朝もよく曇っていて、暗めの朝。ここのところ予報通りずっと雲が多い。
セミは鳴きはじめているけれど涼しくて、汗もそれほど出てこない。
カメラは K-3Ⅲで、つけっぱなしになっている SIGMA 30mm F1.4 の組み合わせでいこう。
今朝は絞りを F1.6 に固定してみる。まあ何となく、開放よりわずかに絞ってみよかというだけ。
普段ほとんど使わない絞り値。つい開放にしてしまうのと、絞るならもっと絞るからね。
AF が絶妙に外してくれるのがナイス。外しすぎててアカンのもあるけどね。
オレが合ってほしいところとカメラがここだと思うところのズレなんよね。
AF の機能をうまく使いこなせていないんだろうけど、カメラと息を合わせるのって、まあまあ難しい。互いになかなかわかり合えないのよね。
被写体がわかりやすい対象だったら大丈夫なんだけど。
サルスベリはわりとカメラにとって難しい相手だ。
どの房に合わせるか、合ってほしいか、オレの希望通りになるとは限らない。
でもそこの息の合わなさがちょっとした面白味を与えてくれることもある。
自分が意図しなかった結果のほうがよかった、みたいなこと。
意図しないおもしろさが出たらいいなあと思ってガラスブロック撮ってみたけれど、何も起こらんかった。
しかし、ガラスブロックというのはなかなかに魅力的な建材である。
リフォームするならガラスブロック使いたい。
ほんとだったらもうちょっと絞ったほうがいいのかもしれないけれど、これはこれで。
やわらかさが出てるんじゃないかな。
合焦してるのももちろんパキッとしててええんやけどね。
もともと明るさに惹かれてこのレンズを買ったのは体育館でのバスケを撮れたらってことだったけれど、動きものにはまったく向いてなかった。
そもそも K-3 の AF 性能もアレやったし。
おかげでしばらく眠っていたんだけど、今になってお気に入りのレンズになった。用途が違ったのよ。
そして K-3Ⅲがやってきた。
AF は間違いなく性能アップした。でもこのレンズはゆっくり合うから、ゆっくり撮る相手じゃないとあかん。
こういう遠景を F1.6 で撮るというのがアレなんだろうけど、なんでピントそこなん?となるのも笑える。
しかしながらこのぼんやり感も味があるともいえる。
いくらファインダーが見やすくても、目が怪しいからピントがどこにあってるかがちゃんとわからない。だからこその AF だ。
AF が外してしまってたらアウトである。
そんなことより、このカメラはシャッターがたまらなく気持ちいい。
音もいいし、感触がすごくいい。ゾクゾクする。
いくらでもシャッターを切りたくなる魔力を持っているように思える。
一眼レフならではの感触はもちろんあって、ミラーが動く振動がかすかに伝わるのがまたたまらん。
つまり、ファインダーのぞいて、とりあえずシャッター切ってたら楽しいカメラである。
だから、持ち出したくなる。グリップも手になじんでるし。
花が終わってばっさり剪定したミモザはその後再び新芽を伸ばしもりもり茂っている。
最近またグンと新芽が伸びて先だけ色が違ってグラデーションになっている。
その向こうがうちの白いサルスベリ。
こいつも花が終わればまた枝をバッサリ切る予定。
なかなか思うような樹形にならんのよねえ。
今年はまたガッツリ切ろうかな。
鉢から伸びたアサガオがキレイに咲いていた。今、アサガオも再びいっぱい咲いている。
ちょっと気温が下がって植物たちも伸びる時期なのかな。
ブーゲンビリアも枝を伸ばして再び花が咲いてる。
地植えにして越冬できるんやろか。そこが問題だ。
開放の一歩手前で撮ってみる普段あんまりやらないことを
SIGMA 30mm F1.4 DC / PENTAX K-3Ⅲ
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