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週末の一本

梅雨前線停滞中だけど、週末にはフィルムを一本。今週末はPENTAX MXにKodak Color Plus 200を入れた。とりあえずOLYMPUS週間は一段落ってことで。

よく考えたらMXにつけられるKマウントの広角レンズって持ってない。M42マウントだったらあるにはあるけど。魚眼ズームはつけれんことないか。まあ標準レンズで十分楽しめる。

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レンズはsmc PENTAX-M 50mm F1.4。とっても使いやすくて明るいレンズなのに安いという。めっちゃ優等生なレンズですね。ちょっと平凡な感じがしないわけでもない。面白味はウデでカバーできるといいんだけど。

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週末の犬との散歩には妻と一緒にでかけますよ。仲睦まじい感じを装って。いや、実際に仲いいですよ、たぶん。

互いの好きなこと、興味あることに共感できるあるいは共感しようとすることで仲のよさは保てるような気がする。共通の何かがあるというのは長く共に過ごすのには必要不可欠かなと思う。

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なぜかうちの妻は昭和の雰囲気が好きで、古い家とか見て喜ぶ。レトロな窓枠とか大好きなわけ。昨日見かけた錆びた物干しなんてそそられるのです。こういう昭和な家に住みたいとか言う。

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植物も好きで庭でゴソゴソしてると幸せな人。古い家の庭に花が咲いてるとテンション上がる系。手入れが行き届いてないとそういう家はすぐに草ぼうぼうになってたいへんなことになるんだけど。

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実際に住むのには新しい家のほうが快適だろう。だけど、畳とか塗り壁のほうが落ち着くのは間違いない。だから我が家は真壁で塗りか板張り。床は無垢の杉にした。

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家を建てるときにはいろいろ考えた。設計してくれる方との出会いにも恵まれ、意見交換をして長い時間をかけて家づくりをした。15年住んで、子どもたちも成長した。

散歩しながら、これからの住まいかたを二人で話すことがある。減築ってのも考えなきゃいけないのかな、とか。

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もしもう一度家を建てられるなら、こんな家にしたい、と考えるのは楽しい。老夫婦の終の棲家は、小さな平屋で、少しばかり庭があって、みたいなのを。坂があると上るの大変だからやだとか言う。そしていつも最後にはやっぱり今の家のままかな、となる。

おれたちいっつも同じ話を繰り返すバカ夫婦よね。

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日曜の朝は坂を上った。歩き甲斐のあるコースである。古い家もあるし、眺めもいいし。

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好きなルートってのができる。何度も歩いていると、ついそっちに行ってしまう。気分で今日はこっちに行ってみよか、みたいなのはするんだけど。

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静かな日曜の朝に、ほとんど人と会わずに、でも住んでいる人の生活臭を感じながら歩くのは楽しい。新興住宅街のこと知らんけど、たぶんそこにはない雰囲気がここにはあると想像している。

このエリアにも新しい一画、とかはあって、そういうところは今風な空気がある。でもうちらは狭くてややこしいこっちのほうが好きだ。

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この町がいつまでもこのままであるってことはないだろう。空き家も増えていて、いつの間にか更地になってたりもする。

だけど、ぼくらがこうして散歩している間に何もかも変わってしまう、ということはないような気がする。

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車が進入できないような細い道がある。高齢化は進んでいて、子どもたちはあんまりいないだろう。

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古いアンテナって、今も現役なんだろうか。年配の方はテレビがないと生きていけないはず。そういう家庭はどんな生活をしているのか、もうぼくにはわからない。うちの母親はケーブルテレビにしててアンテナはないからなあ。

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違う暮らしをしている人のことは、わからない。世代が違うと、感覚は異なる。わかろうとしても、難しい。自分が年を重ねた時、何を考えているかもわからないんだから、他人の考えはわかるわけないと思う。

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いろいろな人がこの町に暮らしている。全然違う考えの人が隣に住んでいる。感染症に対する感覚も、人によってこんなにも違うのか、と思うわけで、医療者がいくら正しいことを発信しようとしても、届かないのは無理もない。

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今から15年くらいたったら、うちもこういう店と同じような感じになるんだろうか。ぼくが子どもの頃からあった店。

15年先はうちも創業30年になって、ぼくは65歳。うーん、これらの店の域にはまだ到達していないか。

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散歩から帰って、庭いじりをした。梅雨に入って伸びすぎた枝を払い、ネコが残していった排泄物を始末した。たまに手入れしないとたいへんなことになる。

この時期花は減って少し寂しいけれど、緑はモリモリだ。

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うちの庭でもセミが出始めてる。うちの庭で育ち、土の中から出てくるセミがいる。

梅雨が明けたら、きっとセミがやかましくなるんだろう。その頃、コロナはどうなっているだろう。ちょっと雲行きが怪しいから、心配ではある。

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GO TOキャンペーンとか、一体どうなるんだろうね。感染者数がどんどん増えている中で、さあ旅行いくぜ、となるかと聞かれたら、ぼくは行けない。

感染するのも嫌だけど、感染した人に対する世間の目が怖すぎる。すごい難しい問題だと思う。

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ミモザの若葉の緑は独特だ。青空に映える。

今年はオリーブの実も豊作。オリーブの実が欲しい人、もらって下さい。

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日曜の午前中に撮り切った一本を現像に出しに行った。こうやって週末に撮り切って、現像から上がってきたのを見てニヤニヤするのは幸せな時間である。

PENTAX MX はOLYMPUS OM-1よりもわずかに軽いらしい。軽量化にしのぎを削っていた両社はよきライバルだったのよね。NikonとCanonの両巨頭に対抗するため大衆化路線で市場を開拓したPENTAXとOLYMPUS。ぼくはこの2社をどちらも身近に感じて前々から支持している。

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カメラの写真はGRDIGITALⅢで。WiFi転送はPEN-F使用。両社の親和性が高いのも好きなところ。

週末にフィルム一本撮り切ってステイホームもまだ苦にならぬ

smc PENTAX-M 50mm F1.4 / PENTAX MX / Kodak Color Plus

RICOH GRDⅢ



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