いい写真

ぐっすり眠ってなかなか起きられない朝。雨が降っていたことなんかまったく気づかなかった。

この時期は雨のおかげで落ち葉がよくなるのでうれしい。
濡れ落ち葉はよくないたとえに使われる言葉だけど、濡れた落ち葉は再び輝きを取り戻すので喜ばしいことだと思う。

もちろん落ちる前の葉っぱも濡れていい色になる。

落ちる前のカリカリになった葉もしっとりして美しい。

散歩から帰ってラジオ体操をして、庭を少しだけ撮る。

庭の葉っぱたちが色づいている時期の朝のパターン。葉っぱが落ちてしまうとどうしようかねえ。

イロハモミジはまだしばらく楽しめそうだ。

カメラは fp で、レンズは LUMIX S 50mm F1.8 にした。

AF がちょっとあれだけど、ちょっとくらいピントがはずれててもええわっていうおおらかさも大切。
とくにこのカメラに対してはね。

老眼で画面でピントが合ってるかどうかなんてわからないし。

昨夜妻が古いアルバムから懐かしい写真を発見した。

日曜日に訪れた伽耶院にはじめて訪れたときの写真。

22年前の秋。

アルバムの写真をスマホで撮った。

オレたちにとってはこれ以上ないいい写真だ。

当時のコンパクトフィルムカメラなんかで撮って近所で現像に出してプリントしてもらったもの。

今みたいにいいカメラでいいレンズで撮った写真ではない。

でもいい写真だと思う。

撮りたくても二度と撮ることができない写真。

こういうのを見ると、機材が何か、なんてことは取るに足らないことなんだよなあって思い知る。

まあこういう写真が撮りたくても撮れなくなったから、機材に走っているのかもしれない。

それはそれで楽しいからいい。

22年の月日を経て、いろいろ変わったねえ。

木の様子も変わったんじゃないかな。

年を取るのよ。

子どもたちの成長は、喜ばしいね。

この頃があるから、今がある。

いい写真だなあ。

写真は撮っておくもんだ。

かけがえのない瞬間を残せたらいい写真です撮っておいたら

LUMIX S 50mm F1.8 / SIGMA fp

たぶん PENTAX espio mini と PENTAX Z-1 + キットレンズ