金木犀が「老後」を考えます。その⑤(男おひとりさま道ー4)
少し、間が開きましたが、金木犀の老後を考えるシリーズの⑤を書きたいと思います。
また、上野千鶴子先生の「男おひとり様道」を参考文献にしたいと思います。
前回の記事です。
前回は、老後の下り坂を降りるスキルとして、「居場所」を作るという話を中心にしました。また、おひとり様でもいきいきと生きていける「おひとり力」をつけることが大切という話がありました。
職場でも家庭でもない、第3の居場所を作ることが、豊かな老後を過ごすのに重要という話でした。それにたいして、人生の先輩からお若い方まで多くの方のコメントとご意見を頂きました。ありがとうございます!コメントで、記事への反応やご意見を頂けるのは、本当にありがたくやる気に繋がります。
今回は、上野先生が考えた「男おひとりさま道10カ条」というのを紹介します。
第1条 衣食住の自立は基本のキ
第2条 体調管理は自分の責任
第3条 酒、ギャンブル、薬物などにはまらない
第4条 過去の栄光を誇らない
第5条 ひとの話をよく聞く
第6条 つきあいは利害損得を離れる
第7条 女性の友人には下心をもたない
第8条 世代のちがう友人を求める
第9条 資産と収入の管理は確実に
第10条 まさかのときのセーフティネットを用意する
どうでしょうか。原本では、それぞれ詳しい解説を書かれています。
女性の方は、うなずくところも多いのではないでしょうか。男性には、ちょっと耳の痛い話もあるかもしれません。
私が気になったのは、「女性の友人には下心をもたない」でした。
以下引用です。
『男おひとりさまを女性はほおっておかないから、あれこれおせっかいを焼いてくれる。その際、感謝を素直にあらわすことと、髪型でも料理の腕でも、なんであれ女性をほめることばを出し惜しみしないこと。』
『ただし、いまさら「つがい」になろうという下心は捨てること。女性をひとりゲットしたら、ほかの女性はすべて退いていくと覚悟しよう。とりわけ女縁のつきあいに入り込んだら、抜け駆けは厳禁。総スカンを食らう。また、「家族定年」前に逆戻り。同じことをくりかえす結果になる。』
『グループ交際がいちばん。共学育ちの戦後世代は、サークルや地域活動の経験から「男女の仲」にならずにすむ異性の交遊関係になれているはずだ。』
引用終わり。
おひとりさまになったら、またつがいになりたいというのは、男の夢かもしれませんが、それはあきらめたほうが良いというご意見でした。
それもそうかなとも思うし、いや、やはり好きな人ができたら一緒になりたいと思うのも人情かと思います。それは、それぞれの価値観に従うのも良いかと私は思います。
ちなみに私はどうかと考えると、まだおひとりさまではないので、そうなってみないと分からないというのが現状です。しかし、再婚となると、ハードルも高いかなという気もします。この辺りも皆様のご意見を聞きたいところです。
まだ、書きたいところもありますので、継続したいと思います。
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