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エスカレーターで歩こう

 東京臨海高速鉄道りんかい線・大井町駅のエスカレーターには「駆け下りるな」と書いてある。正確に言うと、ある場所には「駆け下りは大変危険です おやめ下さい」と書いてあって、別の場所には「駆け下り禁止」と書いてあった。(写真左上と中程)
 これを普通に受け取ると「歩け」という意味になるだろう。「走るな」と言われたら、多くの人は「歩こう」とするに違いない。実際、私が見た限り、りんかい線・大井町駅のどこにも「歩くな」なんてことは書いてなかった。
 ところで、私が年末に行ったフィリピンのエスカレーターには「WALK」(歩け)と書いてあった。これも正確に言うと、左側に「WALK」(歩け)と、右側に「STAND」(立ってろ)と書いてある。そう、歩くか立ち止まるかは利用者の自由ということだ。(写真右上と下)

りんかい線・大井町駅 と SM City Baguio

 さて、言いたいことはいくつかある。

▷ 結局、エスカレーターって歩いていいんじゃん!
▷ どうしてこの駅だけ本当のこと言っちゃったの?
▷ どうして日本ではいちいち否定系で言うんだろ?

 楽しみながら、ゆっくり考えることにする。

※ 後日、都営地下鉄新宿線の小川町駅のエスカレーターで似たような掲示を見た(→ 第2弾 )。そこには「エスカレーター内の歩行は、思わぬ事故のもとになりますので、ご注意いただきますようお願いいたします」と書いてあった。
※ さらに、東京駅では掲示こそ見当たらなかったものの、耳をそばだてて聞くとアナウンスで繰り返していた。「駆け上がり・駆け下りするな」、「注意して歩け」と(→ 第3弾 )。そう、結局は多くの駅で「歩いて良い」と言っているのだ。

◇      ◇      ◇

〜 エスカレーターで歩こう 〜
第1弾   ▷ 第2弾   ▷ 第3弾




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