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九寨溝・黄龍

九寨溝・黄龍の2次元立体地図

 九寨溝と黄龍と空港の位置関係を2次元立体地図で表してみた。(2015夏)
 空港のある街の標高は約3000m。そこからずっと下ったところに 九寨溝 の入口がある。辺りにはホテルが立ち並んでいて、ちょっとした街になっている。そこの標高は2000mで、そこからバスで標高3000mまで上がって、景色を見ながら谷川に沿って標高差1000mを歩いて下る。下りだけでも全部歩いたら30kmは超えるので、所々でバスに乗るのが現実的です。
 一方の 黄龍 へは標高4000mの峠を越えて行く。黄龍の入口の標高は3000mで、辺りにホテルが数軒ある。そこから標高4000mまでロープウェーで一気に上がる。ここでも景色を見ながら、標高差1000mを谷川に沿って下る。黄龍ではロープウェーを使わずに歩いて登ることもできる。上りと下りで違う道を行くのも面白い。

2次元立体地図

 これだけ見ても黄龍の方がおもしろい。九寨溝は空気が濃い。

黄龍でドローンが禁止になる日

 黄龍風景区は標高3000m~4000mに広がっている。カルスト台地を流れる水に含まれる石灰が、流れの緩やかなところで付着して固まって、白い棚田のような地形を作った。天然の造形です。

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 黄龍でいいアングルで写真を撮るには、ドローンを使うのが良さそうだ。実際ドローンを使って写真を撮っている人がいるかというと、そんなバカはいない。日本ではドローン規制の話も出ているが、黄龍でドローンが禁止になる日がやってくるのだろうか?

汚れた心が洗われる(九寨溝)

九寨溝1

 九寨溝で水の流れを見ていると、汚れた心が洗われる思いがする。いつまでもつかはわからないが、1週間ぶりに風呂に入ったようなさっぱり感がある。

九寨溝2

 水没した木に石灰が付着する。これはセメントでコーティングしたのと同じことだ。だから腐らずに、むしろ少しずつ太くなる。ふむふむ、そういうことだ。天然だから面白い。

◇       ◇       ◇

チベットの風 〜      
▷ ラダック  (北インド)  ┌ 九寨溝・黄龍(中国・四川省)
▷ チャイナ・アルプス     ▷ + 稲城・亜丁 (中国・四川省)
▷ シェア・タクシーの割り勘定 └ 香格裏拉  (中国・雲南省)

〜 アジアの地質 〜     
▷ アジアのカルデラ    ┌ 九寨溝・黄龍(中国・四川省)
▽ アジアのカルスト地形 ▷ + コロン島(フィリピン)   
▷ 台湾の地質       └ フォンニャ洞窟(ベトナム) 

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