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思索のバルコニー 4月 自分の評価  


はじめに

皆様こんにちは、南伊豆に帰ってきています。鳥の鳴き声に囲まれて、散歩すればカワセミや季節の花が咲き誇っています。近くにちょうど黄色のアイリスがたくさん咲いているんです。ゴッホの絵を思い出しながら散歩しています。そろそろ季節の終わるとりたての筍を持ってきてもらってお夕飯にしたり、大量のフキを保存食にしたりしています。何より溜まっていた仕事や勉強を自室でコツコツと進められて静かな時間を過ごしています。

心理学的アプローチ

ちょうど、今資格をとっている講座のレポートで心理学の講義がいくつかありました。もともと私は心理学が苦手だったんです。大学の時に必修である「心理学」初めての授業での先生のつかみが「線路に落ちてしまって、電車がそこまで迫ってきています。あなたならどうしますか?」という心理学的な問いかけでした。大学で好き放題自分の興味ある学問を学べる!!と前のめりでかつリアリストだった私は一番前に座っていたので先生に答えを求められました。私の回答は「ホームの下にある避難場所に身を潜める」でした。
のちに大学の学長になられた、政治力もある真面目な先生でしたので、すごーく嫌われました。私も空気読めないというか、忖度ゼロすぎて当時の私に、ちょっとこれ心理学の授業なんだから・・・と耳打ちしてあげたいぐらい。笑 大学4年間は私にとって素晴らしく楽しい時間だったのですが、こんな感じで頓珍漢なスタートを切っていました。他にも大阪出身を隠している先生がいらしたのですが、イントネーションを聞き当ててしまった先生もCしかつけてくれませんでした。大学で唯一のCはこの先生からいただいた評価です。
脱線しましたが、心理学的な素質が備わってない感じだったわけです。
そんなこともあり、心理学的なことを全く勉強してこなかったんですよね。

愛着の4タイプ

心理学といえば、人を思い通りにさせるノウハウ(怪しい?)と思っている節もあったのですが、今回の講義がタイトルにもある愛着とポリヴェーガル理論とを組み合わせて解説されたものでした。ポリヴェーガル理論自体は馴染みがあったのですが、とにかくハッとすることが多くて。

1)安定型:自己調整力がある
2)不安型:自己肯定感低く 交感神経強い
3)回避型:感情乏しい、背足迷走神経(凍りつき)が強く孤立しがち
4)無秩序型:調整がない、交感神経と凍りつきが優位、耐性領域が狭い
 
というふうに分けられるそうです。

とにかく自己肯定感が低いのは、交感神経が強いってことなのねということがわかり、いろんなことが繋がり始めました。

人を高く評価することと自分自身の評価の端境

オンラインの世界で人と関わると実に多くの人やタイプがあって、そのエネルギーをあまり受けきらないようにかわしながら皆さんもうまくやっていらっしゃると思うんです。で、何かを知りたいな、という時に「この人にやり方を聞いてみよう」となると今は「プレゼント企画」や「無料相談会」で山のようにまず情報を与えられます。ここがひとつめのスクリーニングで、「自分に合ったものをくれるかどうか、というところです。

もちろん自分が知らないことなので「なるほど、そうかそうか」となります。「自分以外はみんな先生」という思いでいると「この人すごい・・・」ってなるわけです。
だから、「いろいろ教えていただきたい」となってお話を聞くのですが、昨今のようにコンテンツビジネスが百花繚乱ですから経験則をおずおずとお伺いすると「なるほど・・・それぐらいのキャリアでもうこんな実績を」(いろいろ含み)となるわけです。

ただ年齢を重ねているわけではなく「自分の能力を売ってるセンセー」として、以前の私は教育事業や通訳翻訳事業をしていたわけです。当時の仕事もそうですが、在庫がある商売ではなく、自分の語学力や交渉力が売り物でしたので、詐欺師や変なおっさんたちのターゲットになりまくりでした。同友会に入れられて、ビジネス軌道に乗せてやるから愛人になれと言われたり、ホテルに連れ込まれそうになっただけでなく、「成功報酬」でやってほしいという怪しげな億単位の案件とか持ってこられたおかげで、多くの普通に働いていたら出会えないような人にお目にかかってきました。

他にもいろいろあって、ひたすらに推しが強くて断りきれず、怖くて契約。それでもやっぱりこの契約無理!ってなってから恐る恐るひっくり返したとかいう経験をいくつか20代後半から30代でやっている私なんかはやっぱり自分の今持っている知識やノウハウと並べてお金を支払う価値がどれぐらいあるか、を見ていくんですよね。

要するに、その人自身やビジネスの厚みみたいなものを知らず知らずのうちにジャッジしているんだと思います。(対費用効果で)

フレッシュな知識っていうのは本当に若い人からどんどん教えてもらってなんぼ!という気持ちでいて、若い人から教えてもらうの大好きなのですが、コンテンツビジネス総体の中に自分の経験則を埋め込んだ時に「あ、私以外となんでも経験してきてるからアップデートだけしたらいい」とある分野においては自分の知識や能力を適切に評価できるようになりました。ブランクがあっても消えないものがあると気がついた瞬間でした。

ではお金を払って学ぶべきことってなんだろう

これに尽きるのかなと思います。コンテンツ販売をしている若い人たちの多くが実業の経験が浅くて、経験値の母数が低い(または限定されている)という印象を多く持ちました。だからやっちゃいけないこともやっちゃうし、自然に信用を落とすこともやっちゃう。多分、若い人同士ならそれでいいんだけれど、年取ったらどうなるんだろう、その頃には学習するのかな。昔取った杵柄は古くなっていてもある程度使えることがわかったけれど、それで生み出せる餅の量が少なかった私にとって、学ぶべきはやっぱり「いかにしてお餅の出来高を上げるかってこと。

今お話聞いてもらってる人は、ダメ出ししないマン。コンサルなのに。どこかにある抜け道やターゲット、考え方をうまく繋げてくれる。そのためにはこれはやっちゃダメ、こういうルートがいいよっていうのはいってくれるけれど「あなたのビジネス儲からないよね」っていう頭ごなしがない。
コンサルってこれぐらい勉強してて柔軟じゃないとねって思わせてくれます。人柄を出して丁寧にスモールビジネスを育てていけばいいと教えてもらっています。

ここにもAI

AIで学ばないといけないことのジャンルが格段に減ったし、情報をまとめるための時間もすごく減ったおかげで「やりたいことを進める時間がありません!」から「ゆっくりだけれど確実に進められています」ぐらいまで進化している。AIをもっと効率的に使いこなすことができるようになったらもっとそうなる世界線が見えているのも希望というか、夢がある。
久しぶりの仕事復帰の一助がAI関係使った事業の効率化をさせてもらえることも自分の学びをアウトプットさせてもらえるチャンスがもらえてとっても嬉しい感じ。
伊豆にいる間、「やらなきゃいけない」ことは最小限にして、向き合いたいAIとの時間を最大限に持ちたいなと思っているところです。



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