ヴィーガンと蜂蜜

絶対採食主義のヴィーガンの方にも
蜂蜜を食べる方と
食べない方が居ると聞きます。

それぞれが持たれている知識により
それぞれの考え方に至っているのだと憶測します。

私おものかはヴィーガンではないのですが
自然スタイル養蜂家として
どのような養蜂をしているのかを
共有し、少しでも想いを届けられたらいいなと思い２つのテーマで綴ります。

結論を先に述べると
ヴィーガンの方が
蜂蜜を食べる食べないの議論は
思想だと考えております。
なので良し悪しがないものだと
勝手ながら思っています。
ご了承いただけると幸いです。

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①おものかが考える蜂蜜とは…
「おにぎりと似ている」

蜜蜂達が花の蜜を集め
その花の蜜に酵素を含んだ分泌物を混ぜ、蒸発を繰り返し
糖度が78度以上になると初めて
「蜂蜜」になります。

蜂蜜の原料は
「花の蜜」です。
その蜜に分泌物を混ぜる。
蒸発を繰り返す。

それは
「お米」を炊いて
常在菌の付いた手で
おにぎりを作ることと
似ているのかなと
個人的には思っております。

なので、
蜂蜜は蜜蜂たちの体の一部
というよりは
蜜蜂達が作る作品
という考え方をしています。

②余剰分の蜂蜜のみ採蜜するスタイル

蜂蜜は蜜蜂達にとっての食料です。
養蜂家はその蜜蜂達の食料を採取しています。

もし採蜜しなければ
巣の中は蜂蜜で溢れ
女王蜂が卵を産み付けるスペースがなくなります。
すると新たな蜜蜂達が誕生しなくなるので蜂群が存続できなくなります。

しかし
採蜜するにあたり
専業の養蜂家はその蜂蜜をたくさん採るので本来、蜜蜂達が必要とする蜂蜜まで採蜜し、代わりに砂糖水を餌として給餌する方が大半です。
砂糖水漬けで生きる蜜蜂達は
農薬などに対する抵抗力も激減しているデータもあります。

おものかは
「採り過ぎない採蜜」です。
蜜蜂達から採蜜するのは
あくまでも卵を産み付けられるスペースを作ってあげる程度
に留めています。
なので、蜜蜂達が砂糖漬けになる給餌もしていません。
一般的な養蜂家さん達よりも採蜜する期間も短く量も極端に少なくないです。

ちなみに
私を含む多くの養蜂家が飼っているのはセイヨウミツバチです。
セイヨウミツバチは天敵となるスズメバチへの対応ができないので、
野生として生き抜くことはできません。

おものかは
蜜蜂達が砂糖漬けにされない養蜂を広めたい
と思っています。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。