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同じ趣味の人を見つける最適な場所がメルカリだった

私はアイシングクッキーをメインにした、カフェをやっています。


ネットで今販売されているクッキー型を買うと、ちょうど他の人も買うタイミングが同じで他のお店と同じクッキーをつくることになってしまうのが悩みでした。

だからと言ってオリジナルの型を作るのは高い。

料理好きの叔母の家を模索していたら、なんの形かわからないけどとにかく可愛いクッキー型を見つけたことがあって、現代の作り込まれたかわいいクッキー型もいいけれど、私が求めているのはこのなんの形か、なんのモチーフかわからないクッキー型なのだ!と気づいた。

そこで、メルカリでクッキー型を探した。

メルカリは私が求めるクッキー型の宝庫だった。

クッキー型が並べられているテーブルやキッチン、端っこに映り込む調理器具やカーテンの柄を見るのも楽しかった。

クッキー型は調理器具の中でも小さいため、たとえ使わなくなって、これからも使う機会なさそうでも捨てられにくいからか、年代物のクッキー型がたくさんあった。

大体はクッキー型だけだけど、これを使って焼いたクッキーの写真も載せてくれてるひととかもいて、みるだけでクッキー型雑誌カタログを見ている気分でとてもたのしかった。

クッキー型は調理器具の中で特別必須なものじゃないぶん、どんな時に買ったのか、いつ使ったのかも興味深い。


買ったものの使わずに保存していた、

一度だけ使った、

お気にいりでよく使っていた、

パーツを一つ無くしてしまった

クッキー型でそのひとの人生を少し見れて楽しい。

たのしくて、天使のクッキー型やメダルのクッキー型などついついたくさん買ってしまった。

ちょうどバレンタインということもあり、バレンタインらしい「LOVE」と書かれたクッキー型も買った。これを見つけた時は求めていたものだ!と興奮して、私はメルカリを買う時は必ずハートを押して一旦考えてから買うようにしているがこの時だけは、即決した。

出品者のプロフィールをよく見ると、アイシングクッキーだった。

アイシングクッキーが好きなんだな!と興奮してしまい、普段は、「購入させていただきました。よろしくお願いします。」くらいしかメッセージしないのに、
「私、アイシングクッキーのお店をやっててこの型を使うのがすごくたのしみです!」なんでメッセージ送ってしまった。

私はあざといので「もしもし五島列島」というお店です。と店名までわざわざアピールした。

出品者の方も同じ熱量で嬉しい返信をくれたのでよかった。

そのあとInstagramでつながり、クッキー型は、すぐに届いてすぐにクッキーを作り、アイシングクッキーを出品者の方にも披露した。

メルカリを通して、同じ趣味の方に出会えたのがすごく嬉しかった。

それと同時に、

「そうか!メルカリは自分が欲しいものを買うから、服や本を買う時も、相手は、趣味や好きなものが同じ人が多いのかもしれない。」と気づいた。

そこから、メルカリの使い方が少し変わった。
取引画面で個人情報を伝えすぎるのは行けないと思うが、これを買ってこれに使わせてもらう。と報告したり、出品者の他の出品物を見ると趣味が似てたりして思わぬジャンルの欲しいものを見つけられたりする。。そのぶん思わぬ出費にはなるのだが、、、。メルカリの出品履歴とは、その人の趣味嗜好そのものだと思う。このひとに直接会いたいな〜と思ってしまうひともたくさんいる。

メルカリでお友達がつくれたらいいのに、、と思いつつそういう機能ができたらできたで使わないだろうと思った。なぜなら自分が出品しているものをリアルでの友達に見られることを考えた時にはずかしいから。

誰も知らない、身分も顔もわからない世界で自由に出品して、自由に想像しながら楽しくその場限りの関係で購入するのがいちばんたのしい。


いまは、メルカリで製菓の道具を買うことにハマっている。
たまにオリジナルレシピを挟んで送ってくれる人もいて、それがすごく嬉しい。

よろしければ、サポートお願いします!頂いたサポートでシュークリーム買ってシュークリームみたいになりたいです。