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あたたかい部屋でゼルダしててね


ゼルダの伝説と同じ時代に生まれることができて

よかったなぁと思う。

人付き合いがニガテなにんげんでも明日がたのしみになるようなものを作ってくれてるニンテンドーさんには、グッズやフィギュアを買ってお金をおとして恩返し。


いっぱいシリーズがあるけどわたしがやったことがあるのは、ブレスオブザワイルド、スカイウォードソード、時のオカリナ。あと夢をみる島。

しかもクリアしたことあるのはブレスオブザワイルドと夢をみる島だけ。

あとのふたつは魔物がこわくてやめた(笑)

ビビリでも姑息な戦い方でクリアできる親切なゲームがブレスオブザワイルド。🎮



続編発売までに夫にゼルダの知識をうめこもうとしている。


ガノン(わるもの)はね、もともとゲルド族に生まれたにんげんだったんだよ。なんやかんやあってガノンの力を恐れたハイラル王国がガノンを抹殺しようとして失敗して影の世界に封印したんだよ。憎悪と怨恨がガノンをわるものへと変貌させたんだよ。だからハイラル王国はどこからかぽっとあらわれた純粋悪にやられてるわけじゃないんだよ。自分たちがつくりだした闇に、滅ぼされそうになってるんだよ。ガノン個人の意志もあるけれど、ざっくり言っちゃえば、ハイラルの闇の部分がガノンなんだよ。


ゼルダファンにおこられそうなほどざっくりな説明。

あてにしないでね。

自分でも理解しきれてない世界観。

ざっくりな解釈がすきなの。



夫「ゴリゴリのダークファンタジーなんだね」

私「ゴリゴリのね」


光と闇が混在する世界観とか

自分の使命を受けいれているようなキャラの影とか

ケルト音楽のような淋しげで美しいBGMとか

ツボなんだ。



ハイラル王国はなにもしてない民族に「力があるから」というだけで排除してしまう。

なんかこれって世界でいつもおこってることだよなぁ。

となりの犬は噛みついたら痛そうだから噛みつく前にやっつけておくか。みたいな。

攻撃されてないけど攻撃されたら脅威だから先にやっておく。

弱いにんげんの性なのかな。


ハイラル王国には【トライフォース】という力があって、その力に頼ってきたから国は繁栄してきた。

【トライフォース】があるからそれを奪おうとガノンも暴走する。

神さまがなんの目的で【トライフォース】をハイラルの地に宿したのかわからないけど

いっそのこと【トライフォース】なんてなくなってしまえばいいのに。


武器を手にして強くなったつもりでいるやつらの手から

武器が消えさって

みんなみんな生身のにんげんになって


吉田沙保里さんに折られてしまえばいいのに。


一瞬でポキっ。


🧙‍♂️ 🧙‍♂️ 🧙‍♂️


ゼルダの伝説と、静かなお家と、パートナーがいれば

自分の生活はまわるんだなぁとおもう。

付加要素でさんぽと妄想。


わたしは16くらいのときにはもう結婚したいとおもっていた。

友だちより男の人を求めていた。

ほんとうはパパがほしかったけどそれはむりだから大事にしてくれる男の人に頭をなでてもらいたかった。

もともと強い女性にあこがれていたタイプだったから男の人に縋りたいきもちに正直になるのは苦しかったけど

もうそんなこと言っていられないくらい欲していた。

だけどなかなか手に入らなかった。

にんげん不信だったし、対人恐怖だったし、男の人は何よりこわくて

いちばん求めてるものがいちばん怖いときはどうすればいいかわからなくて

ほしくても、人と関わることを避けてしまった。

とくに10代のころなんて恋しても相手にされない哀しみしか知らなかったから

ほしくてほしくても、手に入れることができなかった。


なんやかんやで男性を求めつづけてきて


やっと見つけたーっておもったわたしの頭の中に今度はちがうコトバが響いてきた

「じゃあ次は?」

「子どもは?」「仕事は?」「友人は?」


難儀じゃーー。


1人の人と関係を築くことが自分にとってどれだけハードル高かったか。。

なのにどうして次は次はって響くの。

わたしの声なのかどこかで拾ってきた声なのかわからんけど、やめてくれって。。


これがなきゃ人として欠けているなんて、にんげんが作りだしたものなのに。

そのにんげんが作りだしたものの中で生きていくしかないけど

そこで得られる安堵は

ほんとに安堵なのかな。


欠けてたって別にいいのに。

欠けてる人は消費税20%なんてこたないのに。



強い軸なんてなかったから

これあったほうがいいんじゃない?

これ手にした方がいいんじゃない?

にいっぱい流されてきた。


それで自分のキャパを超えるものを手にして

おおきな間違いもした。


間違ってからやっと気づく。右往左往してやっと戻る。


できる人の基準にあわせなくていいんだよ。


世の中の基準は高いよね。

難なくできる人に合わせられているからね。

そこに合わせなくていいんだよ。

すきな絵本でさ、it's okay to come in lastって言ってたでしょ。

最後にきてもいいんだよって。

come in lastでいいんだよ。


クラスにいたあの子。

いるだけで愛される夢が叶ってしまう女の子。

くやしかったよね。


自分はそうじゃないって知ることも、くやしかった。

わたしはわたしにしかなれないってあきらめるのも。

いるだけで誰かが寄ってくる人の横で愛してくれるだれかを探しつづける自分はみじめだなっておもってたけど

そんなことないよ。

人より知ってるきもちがひとつ多いだけだよ。

たくさん愛されたかったわけじゃなかったよねあの頃も。

だれかにとって特別なひとになってみたかった。

ただそれだけだったね。



頭を撫でてほしいが叶ったことを16の自分が知ったら

たぶんこう言ってくれる。

そっか、ならミッションコンプリートじゃんって。

あとは流れにまかせて

あたたかい部屋でゼルダしててね。




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ひとりになりたいとき訪れるばしょ。


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謎のポーズと謎のかお。



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