最高のサプライズ in TOKYO
私たちのブランドロゴである「想い出アミーゴ」。
キャラクターである「アミーゴくん」のモチーフは、フィルム時代の名機「FUJIFILM 6×9カメラ」です。中判フイルムカメラに90㎜F3.5という高解像度レンズを組み合わせた集合写真撮影に特化したカメラで多くのお客様の旅の記録・想い出を創ってきました。
本日も全国各地のアミーゴと育む、想い出にまつわるインサイドストーリーをご紹介していきたいと思います。
* * *
東京都にある有名な展望タワーでのお話です。
街路樹も色づき、肌寒くなってきた11月。夜はさらに空気が澄んで、よりいっそうドラマチックに映える東京の夜景。「わぁ、すごい~」と、あちこちから感嘆の声が上がります。
20時を回りお客様がまばらになってきた頃、アミーゴが働くフォトサービスの近くに、30歳前後と思われる男性2名がやってきました。
海外から来たのでしょう。2人は英語で会話をしています。1人は光沢のあるスーツに身を包みフォーマルな装い、もう1人はラフな格好。
やがて2人はアミーゴの元に、靴音を響かせながら近づいていきました。間近まで来るとラフな格好の男性がアミーゴにグッと顔を寄せ、隣にいる男性の肩をポンと叩きながら、英語で言いました。
「彼がここでプロポーズをしたいと言っています。協力してもらえますか?」
それからプロポーズのために準備してきたプランをアミーゴに説明してくれました。
「たくさんの花びらを撮影場所に敷き詰めて、そこで彼女にプロポーズしたいのです」
アミーゴは説明を聞きながら考えていました。
たくさんの花びらを撮影場所に敷き詰める… 混雑する時間帯だと難しい対応ですが、今は20時を回ってフロア内もお客様がまばらになってきています。
「We‘ll do everything we can!(お手伝いできることは何でもします!)」
アミーゴは英語で快諾しました。
早速花びらを敷き詰めます。使うのはお客様が準備されていた真紅のバラ。アミーゴも協力して撮影場所全面に敷き詰めました。
その様子を見て「何かが始まるのかな?」と周りのお客様もざわめき始めます。
ようやく全てのセッティングが終わったその数分後。
友人に連れられて、女性がやってきました。
フロアに敷き詰められた花びらを見て、女性は状況を察したのでしょう。
驚きと喜びを隠しきれない様子で、口元に手をあて瞳を潤ませています。
彼女の視線の先。
バラの花びらが敷き詰められた真紅の絨毯、その中心には彼が待っています。
男性は彼女を包み込むような笑顔で迎え、優しく手を取りました。
スッとひざまずきます。
プロポーズの瞬間。
言葉までは聞きとれませんでしたが、女性の瞳から大粒の涙が溢れました。
「おめでとう!!」
固唾をのんで様子を見ていた他のお客様から、大きな拍手と歓声が沸き起こりました。プロポーズの成功にアミーゴもホッと胸を撫でおろします。
ふと窓の外に目をやると、東京の夜景はさらに輝きを増していました。それはまるで女性の薬指に新しく飾られた宝石のように、美しく優しい光を放ち続けていました。
異国の地で2人に最高の想い出を提供できたことは、今でもアミーゴの中で光り輝く想い出になっています。
今回のアミーゴはこの場所で6年間勤務をしていますが……なんと!これまでに10回ものプロポーズに遭遇したそうです。もちろん全て大成功。特別な場所で特別な想い出を作る。お客様の一生の想い出に携わることができる、カメラマン冥利に尽きる素敵なエピソードでした。
全国各地のアミーゴは、プロポーズ・サプライズも喜んでお手伝いします。記念日はAMIGOの大好物です。出来る事は何でもお手伝いします。