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詮無きこと

僕は仕事が好きではない。

好きではないが、いかんせん日常生活の大半を占めているため、何かしらの意味を求めて考えてしまうことが多々ある。

その中から新人の頃から思っていたことと、ある程度の社会人生活を経てから思うことの2つを書いてみる。


・新人の頃から思っていたこと:「それ、俺じゃない方がよくない?」

~一例として~

僕が所属する部署ではない別の部署で、何かしらのトラブルが起きてしまった時、案件の担当として僕もその一員に含まれているので、こちらに連絡が来る。トラブルの中身と意味合い的に解決策や方針を立てるのが僕のいる部署だ。1年目ではそういった仕事をすることはなく、2,3年目ぐらいから徐々に関わることになる。

トラブルの程度差があるので、小さいものはそこまで問題ではないが、比較的大きな問題の場合、僕の上司を超えて、対応策を決定するのはその上の上司(部長)みたいな話になってくる。

そうなると、一番上の上司に説明をすることになる。そもそも会社にいなくて中々連絡が取れない。こちらとしては、早く解決したいのに焦らされる。

ようやく連絡が取れても、上司から「別部署の責任者に、ある内容を確認して」と言われ確認するが、こちらの知識不足もあり内容が正確に理解できずにうまく伝わらない。なんなら事態の全容を把握できないこともある。

そんな中で時間だけが過ぎていく。やり取りが一往復で済めばよいが大体の場合、何往復か必要になる。策を出すために欲しい情報が出揃わないのが原因だ。

担当者としての仕事はもちろんするが、適材適所ではない感も否めないので
「それ、俺じゃない方がよくない?」となる。

まあ、何かしらの不測の事態を経験をしないといつまで経ってもトラブルに慣れず、人の手を借りないと仕事ができないということになるので、必要なトラブルを早めに経験できてラッキーだったぐらいに割り切るしかない。そこでの経験はひとまずは次回以降に使える。当事者としての記憶があればそんなに忘れることもない。トラブル時の上司の動き方は参考になる。

あとは具体例は忘れてしまったが、絶対俺じゃない方が早いだろという事例もよくある。

この件に限らず、中継役はただただ面倒なだけなんだよな。

決定権があるもの同士でやり取りして、速攻で決めて欲しいというのが本音のところ。

基本的に放っておくと人間というのは待ちの姿勢になるのか、社会人のとしての過ごし方を身に着けているのか、自分の管轄ではないと少しでも感じたら消極的になる人が多い。僕もそうする。明確に相手に指示して、お願いしますと言わないと誰かやるだろうとお互い人任せになっていて何も進展していないということがよく見られる。


続いて、

・社会人生活を経てから思うこと:「それ、俺じゃなくてもよくない?」

まるで成長していない。

こちらはトラブルではないが、結構頻繁に起きる。

上司から「これ、お願い」と仕事が飛んでくる。で、僕はこう思う。「それ、俺じゃなくてもよくない?」と。

自分にしかできない仕事をしたいと思いながら働いているわけではないものの、もっと手が空いている人に頼めばいいのにと思うことがままある。

何をいつまでにやるか、資料の場所や注意点など、極力、一回で具体的に指示をして手離れよくしたい。

しかし、その指示が意外と面倒だし、こちらが忙しいときに限ってそういう仕事が飛んでくる。しかも、僕から後輩に指示して欲しいという頼み方だ。「それ、俺じゃなくてもよくない?」何回でも言ってやる。

本当にただの雑務の場合もある。上司も細かい指示をする時間が惜しいので、一旦僕に振るのだが、僕もその時間が惜しい。まあ、一種のパワハラですね。僕がさらに、作業をする後輩と別の後輩に丸投げするとパワハラが飛び交うことになる。

こちらの件は、後輩が一回経験しておけば次回からは初回程の指示時間はかからない。が、僕が指示をすること自体は特に意味はないと思っている。後輩が経験を積むのと僕が指示を出すのは別の話だ。

その会社で、その期間中にたまたま、その上司の部下で、ある案件の担当であったのが僕だったというだけだ。これは「俺じゃなくてはいけない」という仕事ではない。

これから挙げるのは「それ、俺じゃなくてもよくない?」とならなかった例だ。

ある仕事をしていた時、僕は上司があてにならないと判断して、大半を自分一人で考えて方針を決めていた。

あてにならないというのは、その件に関しては上司より僕の方が知識があるのと、聞いても欲しい答えが返ってこないのが明確であったからだ。

あくまでその件に関してはというだけである。上司の方が知識があったり、対応がうまくできることはもちろんある。これは適材適所と言えるだろう。新人でもできる仕事よりは、仕事をやってる感が出る。

僕はただの一会社員なので自分にしかできないということは、社会全体でみると無いに等しいと言って過言ではないと思う。その会社の中でどれだけできることがあるかというぐらいだ。とりあえず、雑務は勘弁してほしい。

こそ(あど)言葉が多い記事だった。

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