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話のかみ合わなさ

この記事の続きというか補足というか、やっぱりそうだよなという再「認識」の話

SNSなどでの言い争いを見ていて、ふと感じたことがこの記事を書くきっかけになった。

よく?何かについて言い争っている人たちがいる。その人たちはお互いに自分の主義主張をぶつけあっているが、明確に白黒がはっきりしていない内容についての言い争いが圧倒的に多いと思う。

何が言い争いの原因なのだろうか?相手の態度が気に入らないとか、感情的な性格の人間だとかそんなことはどうでもいい。

今までは価値観や考え方の違いだろうといった認識でしかなかった。MBTIや16personalitiesなどにふれて感覚や直観といった知覚機能があると知るが、日常生活ではいちいちそんなことを考えていなかったので忘れていた。

感覚・知覚・認知・認識などの似たような言葉はあるが、それぞれの意味やそれを何と呼ぶかはさておき、人の考えは十人十色であることを僕たちは日常生活を通して知っていることだろう。

本人と同じ環境で育ったクローンが同じテーマについて話すとおそらく言い争いは起こらないと思うので、その原因をいくつか挙げると

・認識しているものの違い 

・知識・知能の差(知能という表現が適切かはわからないがとりあえずここではそう呼ぶ)

・立場の違い

・(その人の中での)常識、固定観念みたいなもの、自分が正しいと信じているものの違い

などがあると思う。

認識しているものの違い
具体的な事例でも齟齬が生じるので、抽象的な内容になるとその差はさらに広がることになる。議題の対象や前提がそもそも違うといったことが起こり得る。

知識・知能の差
これはわかりやすい。話している内容についてお互い同じものを認識しているとしても、一方は詳しい、一方は知らないという状況だとお互い「こいつ何言ってるんだ?」となる。お互い初見の内容だとしても知識・知能の差でアウトプットした情報とそれを取り入れる処理に差が出て話がかみ合わないことになる。

立場の違い
正反対の立場にある人物同士のやり取りだと、ある程度の想像力があればどういった視点からその発言をしているのかは想定できると思われる。これは話のかみ合わなさというより、それぞれの主義主張が弁護側と検察側のように何を目的としたものなのかによる違いとなって現れる。

常識の違い
育った環境の違いにより身についたその人のもつ常識や固定観念が、ある同じ事柄に対して、一方は善だと思い、一方は悪だと思うという違いを生み出す。この違いにより発生したかみ合わなさに対して相手を説得・納得させることは難しいと思う。

これらの違いから話がかみ合わないといった状況が生まれることになると考えている。

脳内で情報を取り込んで処理している時は、お互いに相手の思考状況はわからないが、言動や何かの表現をアウトプットした際に、お互いの同じ部分と違う部分を認識することになる。

議論をする場合はそれらの違いを認識したうえで思考力や想像力を働かせ意思疎通を図ろうとする。それに対して、ただの口喧嘩のように相手が気に食わないので何でもいいから、攻撃してやろうという精神状態だと、半ば思考停止の状態で言い争いをすることになる。外から見ている分にはただの口喧嘩がSNS上には溢れているように感じている。

ここまで書いた内容について何かうまい例え話でもしようかと思ったが、思いつかなかったので例え話は割愛する。

仕事などでは、この人とは話がかみ合わないなということがある。その場合は、余計な情報は与えず、誰が見ても同じ認識になるだろうというぐらい、具体的に情報をまとめることが何度もやり取りをするイライラをなくすことにつながると考える。

ネット上であまりに話がかみ合わない人に対してはスルーした方がお互いのためだと僕は考えている。時間の無駄だ。仕事と違って特に支障はない。

だから、本当の意味でのコミュニケーションというのはかなり難しいことだと思う。

この記事を書こうと思った時は、もう少し色々なことが頭をよぎったような気がするが、よくある内容になってしまったかもしれない。残念。

この記事を見て、こいつとは話がかみ合いそう/かみ合わなさそうと思ったらスキしてみてください。参考にします。

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