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クロスドミナンスを目指そう

両利きとは違うようだが、普段あまり使っていない方の手がもったいないので、利き手と逆の手をどうすればある程度は使えるようになるか考えてみる。また、使えれば何かと便利である。

上記テストの結果はこちら。クロスドミナンスと出た。

常に右手と常に左手がそれぞれ2つ以上あった場合にはクロスドミナンスと判定されるようだ


僕はもともと左利きだったが、小さい頃に矯正され、ペンや箸などは右手を使っている。これは良かったと思っている。

あまり幼少期に利き手の矯正をすると何らかの影響が出る可能性があるらしい。僕自身は幸い、そういった弊害はなかったと思う。

左利きのお子さんを持つ親御さんからよく「 子どもが右手を使えるように したほうがいいでしょうか?」と聞かれます。私は「 ムリに右利きにしなくてもいい」と考えています。私は自ら希望して、4歳から右手を使って 習字を習いましたが、左利きの次男はそのまま左利きに育てています。妹の長男も左利きのまま育ち、医師になっています。

もちろん右手を使う機会 を増やすことで、両脳を刺激する「 ワンクッション」が増え、右脳と左脳、両方を強く育てることができるでしょう。私も、自分の子どもに右手 をもっと使うよう提案することも少なくありません。しかし、子どもには、 右手を積極的に使い始めたほうがいいタイミングがあります。

それは、10歳、小学校4年生以降です。なぜなら、子どもの脳はまず右脳から成長 し、あとから言語能力を持つ左脳が発達して、 両方のバランスが取れる時期がこの頃だからです。 あまりに幼い頃に右利きに矯正すると、 脳 内に新たな回路をつくることで脳に混乱をきたすことがあります。私の場合 も、右と左を言い間違えたり、吃音が出ることがありました。

まずはしっかりと脳の基本的な仕組みをつくり、その後に右手を使って左脳 を刺激していくべきなのです。脳の仕組みからすると、外国語の学習を始める年齢についても同じように考えることができ ます。 母国語の基礎が身に ついた10歳以降に学ばせることで、どちらも深く理解できる真のバイリンガルに育つでしょう。

加藤 俊徳. 1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法 (pp.152-153). ダイヤモンド社. Kindle 版.


利き手と逆の手を使うのに難易度が低そうなものからいくつか挙げてみる。

・歯磨き
・スプーンやフォークなどを使う
・キーボードのテンキーは、外付けのテンキーを使う
(マウス右手、テンキー左手)


・ナイフ、カッター、ハサミなどを使う
・マウスを使う
・スマホなどを使う(文字入力)


・文字を書く
・簡単な絵を描く
・卓球をする(道具を使い、身体も動かしつつ、動きがそこまで複雑でないもの。偏見)
・鏡文字を書く

下記のようなもの。両手でペンをもって同時に書くと書きやすい。僕はどんな文字でも自由には書けないレベル。

鏡文字

・バッティングセンターでバッティングをする(道具を使用するもので動きがあるもの)
多分、挙げた中では難しい部類だと思う。

番外編

・腕時計を利き手と逆の手につける

アップルウォッチなんかのスマートウォッチであれば不自然ではなく右手にもつけられる。僕は腕時計は種類によらず右手につけている。右利きの人であれば一般的に腕時計は左手につけると思うが、右手につけている違和感を通じて、利き手と逆の手を使用していると認識させることで脳が活性化するかもしれない。


・時計を反転させて何時か見る

脳トレのようなものだが、慣れないと即答するのは意外と難しい。腕時計タイプのものも売っていたりする。


・鏡や電車のガラスなどに映った人が荷物を持っている手や、スマホをいじっている手は、左右どちらの手なのかを直接見ることなく、映っている情報から判断する

特に自分と反対方向を向いている人の手を見る。意外と混乱する。

挙げていない中でも、日常生活で物をつかんだり、ボタンを押したりなど手を使うシーンは色々ある。どちらかの手だけしか使っていないという人はほとんどいないと思うが、利き手と逆の手を意識的に使えばクロスドミナンスへの第一歩となるだろう。




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