アイドルヲタクになりました。ーQー
ここでは、アイドルヲタクとしての私が最も推すグループについて、私が思う魅力を書いてみたいと思います。（なので、全然、面白くはないです、はい。）
Appare！（旧 天晴れ！原宿）についてです。
・プロデューサー カノウリョウ
70年代後半に勃興したパンクムーブメントや、そもそもビートルズの登場もそうでしょうが、若い世代が今までと違うやり方で音楽のムーブメントを作っていくことがあります。日本だと、矢沢永吉が開拓してきたものになるでしょうか。
セックス・ピストルズでいえば、マルコム・マクラーレンが、楽器もたいして弾けないニートみたいな若者を集めて、バンドを組ませてスタートするわけですが、カノウさんがやっていることに、マルコムに何か近いものを感じるのです。（いわゆる大手芸能事務所ではないアイドル運営というのは大なる小なりマルコム感はあるので、贔屓の引き倒しと言われればそうかも知れません。。。）
暁星高校から日芸に入り、あれ？このままだとヤバいと思い一念発起。経験もないままアイドルを立ち上げるって、かなり向こう見ずな感じが素敵です。いわゆる芸能界的な仕切りがユルい音楽業界で勝負したことも良い選択だったと思います。
また、ヲタク心をくすぐるキャラクターといいましょうか、うまく言語化できませんが、絶妙なツンデレ？といいましょうか。ご本人は意識してないでしょうが、おじさんからすると、失礼ながら、なんだか可愛い感じがするのです。これは、現場に通うとわかると思います。例えば、、、
天晴れ！原宿時代の定期公演では、ライブ中盤にソロコーナーがあり、メンバーが好きな他のアーティストの曲を歌っていました。これ、曲によってはカラオケのキーがメンバーのキーと合ってなくて、聴いてて厳しい時もあり、私は場外のタバコスペースで一服していたんですが、そこにスタスタやってきたカノウさんに「あの、まぁわかるんですけど、、、対バンじゃないんで、中で観て下さいっ！」とかなり厳しく叱責されたことがあります。若者に叱られるおじさんってのもなかなかキツいですが、叱る方も信念がないとできないと思います。（横にいた若者は「こないだも言ったよね！そんなんだったら、もう来なくてもいいよ！」ぐらいの詰められ方をしていました。。。）かと思うと、物販で「いつもありがとうございます！」とニッコリ微笑まれたり。カノウさんやメンバーに対して何らかのリスペクトがないと、「ふざけんなよ！もう来ねーよ！」となるでしょうが。
昔の活動を見てみると、カノウさんは、ヲタクに胴上げされてたり、ヲタクを誘ってフットサルをやっていたりと、なかなかフレンドリーな感じで接していたようですが、恐らく、どこかで「上を目指すには馴れ合っていてはダメだ」と思ったのでしょうか。（その変貌が、一部のヲタクから異様に嫌われてしまっている要因なのかな？なんやかんやで、アイドルヲタク内では有名な人で、とはいえ、メンバーより目立っちゃまずいという判断でしょうか？本人名義のTwitterはやめちゃいましたね。）
少し前で言えば、渡辺淳之介さんも同じ匂いがするのですが、私が時代的に間に合っていないのと、WACKの曲にハマることがなかったので、カノウリョウ単推しなのです。いつか、お二人の対談、見たいです。（てか、関係ないけど、カノウさんとチェキ撮りたい！）
・楽曲が素敵無敵
これはAppare！（旧 天晴れ！原宿）ヲタクならずとも認めるところがあると思いますが、曲が素晴らしいです。まぁ、曲は人それぞれの感性なので、「素晴らしい」と言われても、「あぁそうですか」でしかないでしょうが、例えば、対バンのイベントでは、Appare！ヲタクでなくても、大盛り上がりです。
私はYouTubeで見つけたこの騒乱具合を見て、興味を持って見に行ったのがきっかけです。
昔、学生時代に「ロッキング・オン」など読んでいると、好きな外タレが「日本の客は全然盛り上がらない。ちゃんと聴いてんのか？」的な発言をしている（逆に「日本の客は騒がず、ちゃんと曲を聴いてくれるからいい！」という意見もありましたが）ことがあって、残念だなーと思った記憶があり、盛り上がってる日本人をみると無性に嬉しい気持ちになります。（めちゃ余談ですが）
アバンギャルドというか、もっと実験的な曲を演っているアイドルもたくさんありますが、やり過ぎず程よく攻めていて、ちょうど心地いいです。あと、振りも特徴的なものが多く、このグループならではの感じがあります。インタビューで、カノウさんは、楽曲制作について専門的な素養はないと答えていますが、プロデューサーは誰にどんな発注するか、言い換えればフレームを組み立てることが重要な仕事であって、つまりはサスガ！です、はい。
・会議室では起きない事件
最近では殆どそんなことはないのですが、ピザ事件に象徴されるように、初期はヲタクが奇抜な大喜利をやっていたようです。あとは、荒れるライブなんかも。
アイドルに何を求めるのか、演る方も観る方も、それぞれにあると思いますが、私は、初期に間に合ってないのが残念で仕方がありません。メンバーや運営サイドは、もう懲り懲りといった表明をされているので、これから派手な事件は起きないと思いますが、、、洋邦を問わず、私の好きな偉大なミュージシャンというのは、絶対に事件があったりします。Led Zeppelinであれば、グルーピーとの派手な乱痴気騒ぎとか、Jimmy Pageの黒魔術とか、MSGでのコンサート前にホテルで大金が盗まれるとか。The Rolling Stonesであれば、ヘルズエンジェルの事件とか。27歳で死んじゃうってのもありますね、ジミヘンとかジャニスとかカートとか。
アイドルにロックバンド的なものを求めるのは違うかもしれませんが、私はAppare！（旧 天晴れ！原宿）をあまりアイドル視していないところがあり、こういった事件簿もシビれる所以です。もっと過去の事件を歴史（物語）として打ち出していけばいいのになぁと思うのですが。ほとんどのアイドルや運営は、ライブの盛り上がりを望んで必死に煽っています。Appare！ははからずも、予想を超えて、変に盛り上がってしまい、その対応に苦慮したのだと思いますが、これだけ若者を熱狂させた歴史（物語）は誇るべきものだと思うんだけどなぁ。。。（余談ですが、アイドルやヲタクは「応援」というワードを使いがちですが、Appare！に関してはあまりアイドル視していないこともあり、「応援」しているという気はありません。例えば、マドンナを応援しているとかないですよね？そーゆーことです。）
カノウさんが最初に始めたことなのかはわからないですが、ワンマンの公演なら誰でも撮影可にしているので、YouTubeで歴史（物語）を追体験できるけど、それって、あくまでヲタクが自主的にUPしてるものだから、いつ消えてもおかしくないわけで。
ちなみに、今更行って暴れると、即出禁を食らうかと思われます。対バンイベントで、「チェキ撮りたいよー、出禁解除してくれよー」「Twitterのブロックやめてくれよー」と叫ぶヲタクを何人か目撃したことがあり、その様は、煉獄で蠢く罪人のようでした。出禁になった方にも言い分はあると思うんですが、この世界は、頑固なラーメン屋のように、時に、客より店主（運営）が偉いんですよねぇ。単純な売買ではない、ウェットな感じがあって、面白いところです。
・連帯を求めて孤立を恐れず！メンバーのたたずまい
過去のイベントでの動画を見ると、カノウさんは「メンバーは接触が特にうまいわけではない」と言っていて、おじさんの私が、娘でもおかしくない年齢の女の子と接触してどうこう言うのもズレているかもしれませんが、確かに、ヲタクあしらいがうまいメンバーはいない（元メンバーの成実さんは多少できていたような）と思います。が、それでいいのだ！
素ではないと思いますが、特にコビるわけでもなく、かと言って素っ気ないわけでもなく。無理されるとこっちも辛いので、そういった意味では楽ではあります。「いや、お前が推されていないだけやん！」と言われればそうかもしれませんが、、、誰にも、あんまベタベタしてない気がします。
そのせいでしょうか、対バンでは、ライブでの盛り上がりと比べて、そこまで特典会のチェキ列が混んでいるようには見えません。が、そんなことには挫けず、今のスタンスを崩さないで欲しい。素晴らしい楽曲と個性的なダンスがあるんだから。接触で引っ張れるのも、限界あると思うし。（どうでもいいけど、ヘソを絶対に出さない衣装なのは強烈な誰かの意思を感じますね。）
以前に、カノウさんがSHOWROOMの番組で、CDを積ませたり、あるいは濃厚な接触で、アイドルビジネスを進めていくことに違和感を表明していて、その影響もあるように思います。じゃあ、カノウリョウが思う「新しいアイドル」ってなんだということになってくるわけですが、それは、Appare！（旧 天晴れ！原宿）が活動していく中で、ヲタクそれぞれが感じるものなのでしょう。
…とまぁここまで「だからどうした？」なことを書き連ねてきましたが、百聞は一見に如かず。YouTubeには様々な映像がUPされていますが、現時点で、カット割・セットリスト・メンバー＆ヲタクのテンションがいいものとして、↓をオススメさせて頂きます。
・最後に（思いついたらドンドン書き足し〼）
暇だったので、書いてしまった。これ、何か意味があるのかな。ま、いいや。「なんで今さらアイドル？」と聞いてきた人にLINEでリンクを送っておいた。これで、長々と説明する手間は省けたろう。メンバーについてあまり触れていないのは、ガチ恋ではないからなのと、まだよくわからないところもあるから。あと、歌がうまいだの、ダンスがうまいだの、性格がいいだの、書いてもなーという。それこそ主観の領域だから。あと、うまくないけど、可愛くないけど、好きって場合もあるだろうし。マテンロウさんとWEB番組やってたけど、メンバーを分けてやった方がいいのかな？7人はちょっと処理し切れていない気がする。あるいは、ツッコミをもう少し厳しめにやってもらった方が活きるような。マテンロウさん、まだちょっと遠慮していると思う。ニジマスの番組が面白くて、メンバーの個性が出てるのは、ザキヤマさんやスタッフが遠慮していないからでは？遠慮がないことで、やっと素の魅力が出て、共感を生むんじゃないかな。WACKの合宿とかさ。メンバーの個性を理解してもらうのって、結局、視聴者が自分と近しい感性がメンバーの中にあるって気付くことだから、多分。それで言うと、YouTubeも、やるなら、もっと負荷のかかることやった方がいいんじゃないかなー。いわゆる推しメンじゃないけど、朝比奈さんのあり方って、掘っていけば、結構、エモい要素がある気がするよ。彼女をもっと押し立てて、グループのキャラを出したらどうかなー。横アリ目指すと公言するとか、リリイベでとあるMIXを「不快です」と冷たく言い放つ（怒るお気持ちはよくわかります。）あたり、ホント最高なんですけど。初めて行ったリリイベが「不快」のお気持ち表明の時だったんで、シビれたよなぁ。わちゃわちゃしてた渋谷タワレコ7階がピーンとなったもん。
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