アイドルヲタクになりました。ー破ー

アイドルヲタクは、ステージでのパフォーマンスが好き・そのアイドルの曲が好き・アイドルに恋しているなどなど、様々な複合的な要因でヲタ活をしているかと思いますが、そんな分析は探せばいくらでもあるので、私個人のキッカケを書いてみたいと思います。(なので、全然、面白くはないです、はい。)

前から、悪い遊び仲間である先輩に「地下アイドルに行ってみないか」と誘われてました。彼も行ったことはなく、ネットニュースで「繋がり」など見聞きするので、多少お金を絡めれば、うまいことできんじゃね?的なノリでの話でした。しかし、トップクラスのキャバ嬢と見比べて、容姿では明らかに見劣りする地下アイドルには興味が湧かず、断っていたのですが、、、キャバクラに飽きだしていたので、ついに行ってみることに。

全くわからない世界なので、とりあえずいろいろ見られるということで、対バンのイベントへ。今にして思えば、最初の第1歩としては正解のイベントでした。(「繋がり」優先なら、もっとヘボいイベントでもいい気がしますが、可愛くもない承認欲求モンスターと仲良くなっても、楽しくないですよね、多分。)

先輩と、あまり売れてなさそうで、しかし可愛い子がいないか、ライブハウス後方にて、2時間ぐらい眺めていました。(ちなみに、イベント自体は夕方から始まり、4時間だか5時間くらいあるので、大体の人はお目当てのグループが出演する時間ぐらいに来て、ライブが終われば特典会へと流れていく感じで、最初から最後まで観ている人はまれだと思います。)

飽きてきた頃に、見つけました!あ、めちゃ可愛い、なんでこんなところにいるの?的なルックス!!!歌は、まぁ普通のポップなアイドルソングでしたので特に興味を惹かれませんでしたが、ステージで歌い踊る彼女は、間違いなく、輝いていました。「こんな子とワンチャンあれば最高やん!!!」

高鳴る胸を抑えて、終演後の物販に。初めての接触というやつ。お金を払ってチェキを撮るわけですが、この時はまだ「わざわざ行列に並んで、お金払ってまでして、なんでよく知らない女の子と写真を撮らなきゃいけないんだ?しかも、おっさんである自分が。恥ずかしすぎるわい…」とか常識的なことを考えていたんですが、自分の番が近づいてくると、ドキドキしてきます。こんな感情、思春期以来のような。そして、ついに、目の前に行きまして、

わい「あ、はじめまして。」

アイドル「はじめまして!いつもは、どこ行っているんですか?」

わい「いや、初めてでして。何歳なの?」

アイドル「18歳!」

わい「え、10代かぁ(23歳ぐらいかと思っていた。)」

アイドル「名前なんていうの?」

わい「○○です。」

アイドル「(自分の手にペンで名前を書きながら)これで覚えておくね!」

運営スタッフ「チェキとりまーす。」

この時です、ポーズとかよくわからなかったんですが、彼女が急に手を伸ばしてきて、私の両頬を、彼女の両手の人差し指でそれぞれツンと触れて、カメラの方を向いてにっこり。恥ずかしながら、「はわわわ」となってしまいました。

アイドル「また来てね!」

わい「絶対に行きます!」

まぁ今にして思えば、たわいもない接触だったかとも思うんですが、なんか新鮮で、また行こうという気になってしまいました。手に名前を書かれるというのが、特に刺さりましたね。あ、求められてるんだ!的な。(ヲタクもアイドル同様に承認欲求が強めというか、ね。)最初の「繋がり」目的から考えれば、かなり低い次元でホクホク満足して帰宅しました。(ちょろい)

ライブチケット代が3,500円ぐらいで、ドリンクチケット代が500円ぐらいで、チェキが1枚2,000円ぐらいだったような気がするので、しめて6,000円ですかね。

という感じで、アイドルヲタクとしての活動がスタートしたわけですが、この子の話はこれで終わりです。その後、グループ脱退や他のグループへの加入などいろいろありましたが、いまだに時間があれば通っています。世間から見ればヲタ活なんでしょうが、アイドルというより、ひとりの女性として好きなので、自分の中では、あまりヲタ活感はないです。(この発想はキモいですね、わかってます。が、例えば、ギラギラガールズのダンサーを指名して通ってるような気持ちと言いましょうか。…やっぱり、ヲタ活とあんま変わらないかなぁ?)

さて、彼女と「繋がり」たいかと聞かれれば、もちろん繋がりたいですが、夢を追って努力している女の子が、わざわざリスクを冒してまで既婚者のおじさんと繋がるメリットはないですし、あってもお金だろうし、もちろんパパ活的な支援してもいいけども、まぁ向こうが求めてこないなら、そんなことをこちらから言い出す必要はないわけだし。

当面は、彼女から嫌われていなくて、いや、来て欲しいお客さんとして認識されていれば、20代後半ぐらいで弱ってきたら、アイドルはやめてるだろーけど、チャンスはあるんじゃね?的な、そんな邪な気持ちと、、、今はピュアに応援することで、少しでもいいステージで活躍できるように祈っています。

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