2024/08/05

昔から意味の分からない言葉を聞くのが好きで、例えば有名な言葉としてFF13の「ファルシのルシがコクーンでパージ」がある。FF13をやっていない人からすると確かに意味が分からないだろう。しかし俺はこういう意味の分からない言葉を耳に入れるのが大好きで、専門用語の多い会話なんて特に垂涎もの。仲の良い人に仕事における専門用語を沢山言ってくれとお願いしてその言葉を聞きながらシコったことすらある。

少し前までは麻雀の動画を見ることでこの欲求を満たしていた。麻雀はとにかく専門用語が多く、ザンク、リューイーソー、ドラドラハッセン、リーチイッパツタンヤオピンフマンガンイチマンニセンテンデス、といった感じで事前知識がないとファッション雑誌かのように知らない単語が飛び交う。プロの試合なんかを見ていても解説役が解説として分かりやすく状況を説明してくれるなんてことはなくて、確かな熱狂と興奮が伝わってくるだけで言葉は日本語でも中国語でもない麻雀用語を叫ぶだけなので言っている意味は全く分からないがこちらも高揚感を感じるのでつまり良い実況を聞くことができるのだ。

しかし最近、麻雀を見るのが楽しくてこちらもやりたくなってしまい、雀魂というアプリをインストールしてしまった。語尾にニャをつける猫耳和服少女という誠に素直なデザインの初期キャラと一緒に麻雀を遊んでいたら、これがやってみても面白いものでのめり込んでしまい今では麻雀のルールを大まかに理解してしまったのだ。スマホで「ゲイ動画 エロ」と検索している時間の多くを雀魂に捧げたことでシコる時間は減ったが代わりに祈る時間が増えた。昔は一度シコり終えるには18時間以上かかっていたが、今では麻雀をやりたいが為にシコり終えても日が暮れていない！齢28を超えて完全に羽化する。人はシコることに時間をかけなくても別の楽しみを見つければいいのだ。

ここまで来るとアプリではなく実際に麻雀を打ってみたいものだが、雀荘に行くのは怖い。雀荘とは大概が雑居ビルの中に入っていて雑居ビルの中に入っている施設などヤクザの事務所かゲイバーしかないと相場は決まっているのでどちらにしろ足を踏み入れるには勇気のいる場所だ。どこかに実際の麻雀の打ち方を優しく教えてくれる人はいないだろうか。優しくてガチムチで色黒のビックチンポの人が…。