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唐突ですが、5年前どんな自分でしたか?

部屋を片付けていると5年前のメモが出てきた。
それはしいたけ占いの内容に心響いた当時の自分が書き留めていたものなのだけど、この前ちょうど5年ぶりの免許更新に行って、その翌日にはクライアントとしてのコーチングセッションの中で「そんで、この5年ってどうだったの?」って話をしたばかり。

ここ最近の自分の体験や学び、振り返りが共鳴するような感覚があって、今この自分でこの感覚を書き留めておきたいと思って衝動的にnoteを書くことにしたけど、思いつくまま、整えきれないところもありそう、あと後半に私自身のメンタルダウンの経験にも触れつつ内容をまとめているので、今触れたくないな〜という方はここで閉じてくださいね。

ではどうぞ。

ドンピシャすぎて涙出た。メモする。
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「感情の入り過ぎに注意」のシルバーが出ています。牡牛座の性質を表す言葉のひとつに「一心同体」というものがあります。たとえば、あなたは仕事でも「これは私の作品だ!」と思うと24時間その仕事のこと以外考えなくなり、起きた直後にそれについて考え、寝る前にも「今日の取り組みの反省点」を検討してから寝るというように、今ハマっていることに対して一心同体化する能力があります。

この力って牡牛座を最強にするのですが、使い方には注意しなければいけないところがあります。キツい言い方をさせて下さい。あなたは今、前に進んでいかなければいけない時間を歩んでいます。つまり「次の自分」を目指してテクテクと歩いています。だから「過去こうあった私」から脱皮していかなければいけない時もあります。

今のあなたは「生きていると色々なことが起こる。そしてその色々なことはタイミング的に重なることもある」と思って下さい。確かにこの2018年って牡牛座にとって色々なことが起こります。あなたは旅人みたいなところがあって、数年に1回、人によっては数十年に1回の規模で「色々なことがガラッと変わる」というような生活をしています。

その規模って「昨日まで住み慣れた環境を離れて、急にアメリカで暮らす」と同じくらいの戸惑いを感じる人もいます。でもこれは信じて下さい。あなたの準備が整ったからこそ、今起きていることだって。だから、マイナスの感情にはハマり過ぎずに「とにかくギタンギタンのボコボコにしてやるよ」という覇気を失わないで。(2018.8.27)

https://voguegirl.jp/horoscope/shiitake/

偶然にも先日のセッションの中で「仕事と、自分で抱えてきたいろんなことからの脱皮のプロセス」って話していたので二重に刺さってきた。書かずにはいられない驚きだったのよね。

メモにある自分の感想は初めの一言だけなんだけど、内容を読んでいるとその時の思いがじわっと滲んでくる。当時の職場は激務すぎて、悪い意味で仕事と一心同体、朝起きた瞬間から夜寝落ちするまで、食事をする時間さえ惜しんで仕事をしているのに全然ゴールに近づけない。そして周りとの不協和音がどんどん大きくなっていることは分かっても、どうにもうまくいかないもどかしさ。

だからますます仕事に打ち込んで自分の苦しみが大きくなり過ぎて、家族や友人・同僚に話すことができなくて、今に絶望しながら未来への僅かな希望だけで自分を奮い立たせて生きていたと思う。

特に2018年は一言でいうなら「破壊」の年であったなと思う。先のメモを書いた翌月には適応障害を発症して休職することになっていた。

一言で当時の状態を全て説明されている。すごい。

そしてこの5年間を通して対人支援者の方にとても助けてもらった。思えば、それによって誰かを頼ることを少しずつ覚えていったのかもしれない。

当時2018年からカウンセリングを3年半くらいうけたんだけど、2021年はカウンセリングを受けながらコーチングの勉強を始めて、その後グラデーション的に2021年末にはカウンセリングを完了して今ではコーチングを受けている。そして勉強を始めるきっかけになったTHE COACH Academyの全体性に向けたコーチングスタイルもきっと良くて、このグラデーションが私にはとても合っていたんだと思う。

ちなみに休職したり転職したりするときはカウンセラーの方へは何も言わず事後報告だけしていて、その後はコーチング勉強したいけど大丈夫かと相談できるくらいになっていたので、関係性を育ててゆっくり回復して成長したんだなーって思っている。改めて嬉しい気づきだ。

人が変化していくプロセスは本当にそれぞれで一般化できるものではないという前提で、数あるうちの1つとして私の経験からは、通院歴や精神疾患がなくとも程度を問わず抑うつ感がある、とても強い違和感がある、あるいは自分の気持ちを問われると苦しい、そういう反応がある場合はコーチングではなくセラピーやカウンセリングを受けてもらいたいと思う。

またはコーチングとセラピー・カウンセリングを並行して受ける。そして周りに相談できる人たちがいるならしっかりと頼ってほしいと思う。(それができたら苦労しないよね、分かる、、でも言わせてください)

私のカウンセリング開始当初は、自分の感情もどうしたいかも言語化できず50分間「あの人がこうだった、この人がこうだった」と事柄ばかり話してひたすら号泣し続けるという状態だったので、自分もそうかもって心当たりのある方は参考にしてみてほしい。

こうなったら必要なのはコーチングではなくセラピーやカウンセリングかも。おそらく「あなたはどうしたいの?」という問いが自分をえぐってくるようなインパクトがあるはず。

コーチングスタイルがどうであれ、コーチングのセッションは強弱はあるもののコーチの観点からスポットライトを当てるような仕組みだと私は感じていて、クライアントの状態によってはライトの当たる感覚が悪い意味での刺激になったり、不本意な信念を強めてしまうことも多分にあると思っている。健康であればなんてことないことが意図せず刺さってしまう。

セラピーやカウンセリングも様々なのでこれまた一概にはいえないのだけど、スポットライトが当たらず共感もないところで、でも安心安全が保証された場所で、自分の輪郭の手触りを自ら感じ取るところから始めてみるのをおすすめしたい。まともなセラピストやカウンセラーの方なら病院の紹介もしてくれるはず。

どちらを選択する時も「変わりたい」という願いが原動力になっていると思うし、どちらを取っても何か変化していくので安心してその一歩を踏み出してみてほしいと思う。

結構いろんなところで話しているのだけど、私はカウンセリングを受け始めてから自分は苦しんでいるということに気づき、休職、復職、転職、そして新しい学びを始めるところまで、ある意味世界線を移動するような体験をしたと思っていて、変化の度合いはコーチングと変わらない。

それからコーチングを受けたり学んだりしている中で思うことがあって。自分が変わりたいと思う時がタイミングだとかセッションを通して変容を起こしていくんだという表現に多く出会うし、実際にその通りで、そのためのスキルやいろんな領域での学びがあっていろんな角度からの支援がある。

でもその前に。

これは声を大にして言いたい。そして何度でも言いたい。
5年前の私へ。何らかの対人支援を受けようとしているあなたへ。

あなたは今まで語ってこなかったあなたの内面を誰かに話すという途轍もない挑戦をしている。そして今までのあなたでは成し得なかったとても大きな変化の始まりに立っている。そしてその一歩を踏み出した勇気を、すでにあなたは持っている。

これから得ようとしている行動、変化、勇気、あなたはすでに持っている。だからあなたは行きたいところへ行ける、どこへでも。そして選べる。変わることも変わらないことも。あなたは自由だ。進むことも下がることも。

これは、誰かに話してみないと分からないことだった。やってみないと分からないことはとてもこわい。でもそのこわさは何が生み出しているのか、みてみる価値はある。だから思い切って人の力を借りたらいい。そしてもし、このことばが信じられないあなただとしても大丈夫。

今、コンパッションを学んでいるのだけど、この5年間のプロセスの仕上げに必要なものだなあと感じている。何せすごく難しい。特に自分をしばき上げて何とか動かしてきた私には受け取りにくいし、自分に思いやりを向けることがとにかくできない。

この学びの中で、ぐぬぬ、、、と感じたことを日常に戻って挑戦しようとして宿題忘れて自分の中の強敵感じて(いつもすみません)、並行してコーチングを受けて自分と向き合って気づきを得て行動して、そうやって受け止めて試して手放すか握るか自分で選んで、繰り返してまた少しずつ自分を前に進めていくのだと思う。そして誰も通ったことのない白紙の世界へ出ていく勇気と大丈夫だという信頼を育てていくのだと思う。

ある意味、この記事は自分へコンパッションを送る挑戦です。そして自分の頭の中に置いておくのではなく現実にコンタクトする挑戦でもあります。


最後に、唐突ですが、5年前はどんなあなたでしたか?

ではまた。


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