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アラフォー女ひとり酒・北千住はしご編

実は家から来やすい北千住。
3連休の初日、有楽町の劇場でも行こうかと思ったが昼飲み欲が勝ってしまい北千住にいそいそと向かった。

駅ビルはルミネ、隣はマルイ、大学のキャンパスも複数ある。けど昔は宿場町で今でも下町要素がたくさん残る。新しさと古き良き、そして未来が上手く混在する町だ。お気づきかもしれないがわたしはそういう町が好きでよく足を運ぶ。(上野とか浅草とか)

電車は東武・JR・つくばエクスプレス、メトロはなんと千代田線も日比谷線も走っている超便利すぎるターミナル駅だ。しかも東武は半蔵門線にも繋がる。関東牛耳ってるやん。すげー。

おいおい
って読んでたのおもち界隈だけ?世代?
デッキからの景色
仙台駅くらいの規模ある

昔から北千住はもう大都会、というイメージのある街だった。都会というか正しく形容するなら「都会への玄関口」。
3連休の初日はそんな北千住でひとりはしご酒をかました。

まずは駆け込んだこちらから。


飲ん兵衛にはおなじみのかぶら屋。チェーン店ではあるがとにかく安く、美味しく、落ち着くいかにもな焼鳥屋。
とにかく昨晩から「焼鳥食べたい!」が強かったので、外から見て混んでなかったしチャンス!と感じた瞬間にすっと飛び込んだ。

安ーっ!
シンプルなお品書き、好き
安いのよ…

ハシゴ飲みしたかったのであれもこれも!といきたいのをなんとか抑えてとりあえずこちらをオーダー。

生・アジの南蛮漬け
上からレバー、コメカミ、タン

薄々気づいてる方もおられるかもしれないが、わたしは南蛮漬けが大好きだ。メニューにあると思わず頼んでしまう。
この南蛮漬け、280円なのになかなかのボリュームがあった。最後のオーダーまでずっと隣で寄り添ってくれたよ…ありがとうアジ。

レバーはなんと80円…80円!?引くわ!令和だよ!?しかもちゃんとブリンブリンで美味しい。80円…か…。いいのかよ…。
コメカミは程よく脂っこくて意外だった。イメージは完全にナンコツだったけど全く違う。噛みごたえもあってその名の通りこっちのこめかみにもアプローチして来やがる。好きだ。
タンは安定のタン。レバーとタンって居酒屋で毎回必ず頼んでる気がする…。

そしてかぶら屋といえばこれ。

特製って良い言葉

これがめちゃくちゃおいしいの!何だろう、、山椒強めなのかな?すごくいい香りがする。
こいつだけ買えないかなと思うほど。マジで。

次のオーダーはこちら。

黒はんぺんと、牛すじ。
言わなきゃわからないやつ
うめ〜〜

黒おでんのはんぺんと牛すじ、ハイボール。
黒おでんは静岡名物だ。これがめちゃおいしかった…!

見た目に反して濃すぎない味。でもしっかり味がついている。ちょっと混乱。でもとにかくうまい。牛すじもこの味付けにされて喜んでるのでは?と思うほど。黒はんぺんは通常はんぺんとは違い弾力があって食べ応えもある。からしも合う!あぁーー最高最高最高〜。

ジンソーダ
煮込み
特製七味が合いすぎた…

はしご酒のはずが1軒目で調子に乗りすぎた。煮込みは余計だったな…あと実はもう一杯ハイボールを飲んでいる。ここまで4杯…本当にはしご酒するの…?
それでも3000円ほど!かぶら屋…あんた神様だよ…ありがとな…。

ちょこっと予算オーバー
あれとあれは余計だったな
あれとあれ

ほんのり酔っ払いつつ北千住の街を歩く。実はむかーし昔、ホットペッパーの営業をしていて担当していたのが北千住だった。
まだホットペッパーに載っていないお店に「こんにちは!載せませんか!何か集客で気になることありませんか!話聞きますよ!」と飛び込む仕事。
基本的に人見知りもしないし喋りは得意だけど、この仕事はまぁ合わずに初めて心療内科に行くほどになり2ヶ月で逃げるように退職した。その間意地で3店舗くらいの契約は取ったけどマジで無理だった。そのトラウマもあり北千住の街は詳しいけど行きたくないという刷り込みがある。

ここのモスを見ると胃がキュッとなる

何もかも嫌になり、ここのモスでオニオンリングとオレンジジュースを飲みながら何時間も時間を潰したこともあった。
そこから駅前のマクドを2軒はしごしたことも。人に歴史あり。このモスの前を気軽に通れるようになるなんて…。


そんなことはさておき、次はかぶら屋で調べてていきついたこちらの店。

おもちが営業で来てた頃(もう10年くらい前…)にもあった気がする「チャンパネリア」さん。あとから調べたらもう25年やってるらしい。確か飲食店って3年以内に6割はやめるんだよ…25年はすごすぎ。
そしてこれがまぁ当たり!スペインバルみたいな感じなんだけど安いし雰囲気はいいし美味しい。そして店内に流れるQUEEN、ビリージョエルなどのちょこっと懐かしい音楽…本当はスマホでミキ漫見ながら飲もうと思ってたけど思わずイヤホンを外してBGMに酔いしれた。雰囲気込みでお酒を楽しみたくなる店だ。

ビリージョエル、昔ハマったなー
母はQUEENのライブに行った事があるのが自慢
人を連れてきたくなるお店


もうこの雰囲気だけで勝ちを確信する。ちなみに外は謎のお祭りが開かれていて、店内は逆にガラガラだった。

謎の祭り
2軒目飲み開始!

まず頼んだのはマスターのおすすめクラ〜ラ。スペイン風のシャンディガフらしい。ビールよりほんのり炭酸が和らいでとてもさっぱりしておいしい。
ところで伸ばし棒は「〜」が正規の表現なの?

海老のブロチェータ
見えないけど下にバゲットがある
和牛のローストビーフ

美味しいお酒は美味しい食べ物と、がポリシーなので腹パンながらもオーダー。
これが大正解。赤身メインのローストビーフは野菜も相まってさっぱりしてるし、海老は実は大好物。ぷりぷりした食感にバゲットと合うように挟まれたソースが美味すぎた。
幸せすぎて腹パンなのをすっかり忘れた。

ワイン赤白、シャンパン
シェリーまである!すごい!
次はどれにしようと考える幸せ
目が幸せ
ヒマワリの種って意外と美味よね
ハムスター飼ってた頃よく一緒に食べてた

メニューが写真付きでわかりやすいのが工夫と愛を感じられる。こういうの地味に好き。通いたくなる。
見てわかるように値段もかなりお手頃で、ワインも500〜600円、フードも安い!嬉しすぎるって…。

シー・オーガニック
辛口の白ワイン
トマトのサラダ
これおいしい!トマトたっぷり
勢い良くシャンパン追加
バゴ・デ・タルシスと申します

この次のオーダーでおすすめのワインを聞いたあたりからマスターがジンの色んな話をしてくれた。
ワンオペで切り盛りしていたお兄さん(多分マスターだと思った)が人当たり良さそうだったので、「この瓶はジンですかね?」と聞いたらジントークが止まらなくなってとってもとっても楽しかったのだ。

鍵かわいすぎる!
左の瓶はトニックウォーター

きっかけはこのジンのボトル。わたしは諸事情により鍵のモチーフアクセサリーや雑貨を集める趣味がある(お察しください)。これはどんなジンなのか、そもそもジンってなんだ?みたいな話に始まり、どのジンも香りが全然違うんですよと香りを嗅がせてくれた。

びっくりするくらい色も柄も様々なジンボトル
見てるとマジで幸せになる
左側はかなり華やかな香り
鍵はドライジン

マスターにはジンにかなりこだわりがあり、ジンによって合わせるトニックウォーターも変えるとの事。
例えば華やかさがあるジン(バニラとかジャスミンとかマンゴーとか)にドライ系のトニックウォーターを合わせてしまったらせっかくの香りの良さを消してしまう、だから同じように華やかなトニックを選ぶということらしい。
このあとトニックウォーターだけの飲み比べもさせてくれたが、まぁ全然味が違って面白かった。バカ舌でもわかるくらい全然違う。

わからないことは聞き返せるし、すごく楽しい時間だった。しょーもない恋愛話とか自慢話じゃなくてお酒の話で盛り上がる、最高すぎるひとり飲み。この店は必ず再訪するなと確信した。

それぞれのジントニックと
使ったトニックウォーター飲み比べ
〆代わりのペンネアラビアータ
幸せ幸せ幸せ

かぶら屋で4杯、チャンパネリアでは6杯も飲んでしまった…しかもひとりで。普通人と飲んでたら喋ってて喉乾いて杯数増えると思うんだけど…海賊すぎる。
しかも美味しい酒ばかり飲んだから、〆にと思って買って帰って飲んだ酒が不味く感じた。シンジラレナーイ。生き方変える時が来たのかもしれない。外飲みのために家飲み控える。いい傾向。大人だ。

間違っててもわからないやつ
990円は恐らくジン×2
しかしそれぞれ安いな!
200円ってまさかトニックウォーター…?
マスターが好きなボトルが右と真ん中
集合体好きなんすか?と聞いてしまった


帰りにたくさんガチャガチャして(♯大人とは)フランフランで買い物もした。良い休日だった。
買ったものはまたいずれ紹介します!




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