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あたたかいもの

昨日たまたま金曜ロードショーで
『Coda あいのうた』がやっていて
見たことない映画だしCMで歌ってて
軽くミュージカルみたいなものかな?と
何となくで見てた。

映画の主人公はルビーロッシという学生の女の子。
彼女の家族はみんな耳が聞こえなくて
唯一聞ける末っ子のルビーが小さい頃から
みんなの耳をしたり通訳をして育ってて
彼女は歌が好きで、学校で合唱のサークルに入って家族の耳として一緒にいるか
1人歌の道を進むのか
そんな物語が進んでいった

途中は端折るけど、
彼女がコンサートで歌うのを家族が見にきた
彼女の家族は父、母、兄。みんなろう者。
耳が聞こえない。
でもルビーの晴れ舞台を見たいからとやってくる。

幕が上がってルビーが歌っている姿を見て
観客はみんな聴き入っている。
ルビーの親友がルビーの家族に
ルビーは歌が上手いよと手話で伝えてた
彼女の家族は喜んだ
曲が変わって彼女の家族たちは拍手を周りと合わせたり、手拍子するけど周りとずれてたり
時間が経つと聞こえないので当然飽きてくる…

その演出が凄くリアルで
私も何故か居た堪れなくなった
どんなにうまい歌でも聞こえないと
ただ何か言ってる人でしかないんだなあ…と

コンサートが終わってみんなで帰って
ルビーの父が私のために歌って欲しいと
また頼んでた
ルビーは歌うんだけど、やっぱり父は聞こえない

すると父はルビーの首に手を添えて
ルビーが歌った時の振動を感じて聞いていた。

もっと大きく

と父がいい、ルビーは声を大きく。
父はもう片方の手もそえていた。

その時聞こえないと分かっては居るんだけど
ああ、、ちゃんと聞こえたんだなあ…
ルビーの歌声が届いたんだなあ…
と凄く綺麗な場面で感動した


最後のルビーが家族に届けてる歌のシーンは
家族ですれ違ったりとかもあったから
すごく感動した、、

うまく伝えられないけど
色んな人に見て欲しい映画だなあ…と
感じた

日本のタイトルは変に訳されていて
私はあまり好きではないので
すぐ英語タイトルを調べるのだが
CODAがChildren of Deaf Adults
の省略で
耳の聞こえない両親に育てられた子供
というらしい、、

タイトルだけだと暗く思えてしまう
言葉だなあ…と感じた
私は小学生の頃
耳が聴こえにくい同級生がいたので手話が
多少わかるものがあるが、
普通は習わないし、そういう境遇の人がいないと習わない環境ってどうなんだろう?
と少し考えさせられた
会話程度の英語は話せる感じで
少しだけ手話も覚えられる環境が増えると良いなあ、、

ちなみに映画でのルビーの家族は
本当に耳が聞こえない役者さんだそう
日本の聞こえるのに聞こえない演技をする人たちがやってるのを見るたびに、覚えたんだなあ…みたいな違和感を毎度感じてたけど
Codaを見てて感じなかったのはそこか〜と
納得した

拙い文章で申し訳ないです
すごく良い映画だったので、自己満記録です笑

読んでくれてありがとうございます
またどこかで!

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