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【経営の真理?!第1回】採用ってめちゃ大切

ちょっと前「13年、会社を経営していてわかったこと」というツイートが話題になりました(まさにいさんのX)。結構衝撃かつ納得な内容でありました。例えば・・・・

・100の言葉より1つのルールと仕組み
・依存しないために仕組みをつくる
・やることよりやらないこと1億倍大切
・採用は教育より重い
・違和感を放置したら大火事になる
・社員に認められようとしない
・憂鬱でなければ経営じゃない
・プロは無駄がストレスになる
・社員を大人扱いすればプロになる
・社員を子供扱いするから言い訳する

まさにいさんのツイート(一部)

これらはほんの一部ですが、正直「経営の真理じゃね?」と思ってしまいました。そこで、弊社のベテランの経営コンサルタントに聞くと「そうだ」というではないでしょうか。それに対して私は「それでは経営者はこうした行動を取れないのはなぜなのか?」と聞いてみました。すると「(経営者は)おごりが出たり、考えがぶれたりするから」だとの答え。

せっかくなので、「経営の真理」を1つづつ考えて、検証していきたいと思います。

採用は教育より重い!慎重にやることがいい

わたくし人事コンサル業を行っているので、まずは採用について考えます。

採用は教育より重い
採用は慎重すぎるぐたいでちょうどいい

まさにいさんのツイート(一部)

これを読んで、みなさんはどう思いますか?

検証結果は◎です。人材育成のコンサル会社をやっているのに「採用は教育より重い」のが正しい!というのはどうかとは思いますが、素直にそう思います。

第一の理由は、誰かを採用してしまったら最後、教育しても効果がないことの可能性があるからです。面接の段階ではわからなかったものの、採用した後から、色々とわかることが多いものです。この人はなんとなく必要かも?と思ったけど、実際採用してしまったのち、色々と問題が起きたり、双方が合わなかった場合、採用活動自体が無駄だったということになりかねません。

人材の中には、悲しいかな熱心に皆さんが教育しても万全なサポートをしても、どうにもならない人もいます。そもそも必要とされるスキルが身につかない人、最低限のルールを守らない人、やる気のない人、その会社の風土に残念ながらあわない人もいます。会社でそういった人と一緒に働くのは、双方にとってお互い不幸です。「どうかな」と不安のある採用者に我慢して働いてもらっても、その人にとっては仕事が面白くなかった、期待していた職場じゃなかった、と思うかもしれません。その人の人生にとって「我慢してやらされている」ことになり、仕事で楽しくもならないですし、その人のやる気が出ない以上、本来、少しでも違和感があれば厳しく採用において断っておけばよかったのです。
「職場の人間関係」が理由でその人が早期退職した場合、人間関係にあうかどうかを吟味しなかった責任は経営者にあるでしょう。

1人ぼっちの京都サンガの「パーサくん」

職場の人間関係を壊す

第二の理由は、1人といっても、組織全体が影響を受けるからです。人によっては、問題を起こしたり、雰囲気を悪くしたり、徒党を組んで反抗したり、周りに迷惑をかけ、通常の業務がまわらないなどの影響を与える人もいます。チームとしてのルールを守れない場合、まわりの社員は不満を抱え込むし、不平不満を伝えてくるでしょう。そう、困るのは経営者です。

・最低限求められる不文律やルールを守れない、守る気がない
・スキルが不足していることを改善しようとも思わない
・期待されている行動がとれない、とろうともしない
・決められたやり方・進め方をしない
・一緒に仕事をする上での最低限の社会人としての振る舞いができない、問題発言をしたり、他人に迷惑をかける
・人間関係を良好に保てない
・他人の足を引っ張ったり、他人に任せて自分の役割を果たさない
・そもそもどのように仕事がされているのかの理解がなく、自分の役割を認識できない
・少しでも頑張ろうという気がない

採用した人に以上のような行動がでてしまったら、経営者としての人を見る目を反省しないといけないでしょうね。
また、事前に色々なバックグラウンドチェックや心理テストを行っておくこと、採用については見習い期間や試用期間を設けることなどしっかりとチェックしていくことが必要でしょう。

採用活動に苦労しているから、採用してイェイ!こんな厳しい中、人が取れた!って喜んでしまう気持ちもわかります。しかし、それは採用することが目的になってしまっています。なので、一喜一憂せず、採用は重要だと考え、より注意をしていきましょう。そして、定着して初めて喜んでほしいところです。

TL

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