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3月6日の日記

最近料理が楽しい。自分で作るごはんが美味しい。

料理家の若山曜子さんの「フライパン煮込み」というレシピ本に載ってる料理がどれも美味しくて、それでお料理が楽しくなった。去年か一昨年に本屋さんで見かけて購入し(お料理の写真も全部美しいんだよね!)、ここ最近また本棚から引っ張り出して毎日今日はどれにしよっかな〜と眺めている。自分では全く思いつかないような美味しいごはんが、レシピ本通りに作れば簡単に作れる。

どれも白米がとても進む。大きな平皿にごはんをよそってそこにカフェ風?におかずをぶっかけて混ぜながら食べるのが好きなのですが、このレシピ本のお料理はほぼ全てその食べ方で食べられる。先日作った和風ボロネーゼ(合挽肉、きのこ、根菜を炒めて赤ワインと味噌で味付け)もごはんにぴったりだったな。そしてパスタにも合う、パンにも合う。最高。昨晩おっかなびっくり作ってみた、鮭の梅クリーム煮も美味しかった。レストランで食べるみたいなお洒落な味だった。でもごはんと合う。本当にどれを作っても美味しいので、レシピ本ってすごい…(というか若山曜子さん、すごい……)!

昨日、続編の「フライパン煮込み2」を図書館で借りてみた。これまた美味しそうなお料理がずらり。どれも作ってみたいし食べてみたいので、返却したあと自分でも買おうと思ってる。

この本に載ってるこの美味しそうな料理、自分でも本当に作れるんだろうか、どんな味がするんだろう、というコンテンツ欲をきっかけにごはんを作ることを楽しめるようになった。とても嬉しい。
材料揃えるのも難しそう、お金も結構かかりそう、と尻込みをして作れていないお料理もまだまだたくさんあるので、一生かけて「フライパン煮込み」「フライパン煮込み2」のレシピを制覇できればと思ってる。

食べることに興味がなかった学生時代を経て、就職して外食ばかりになって、その後住環境の変化や仕事のストレスで抑うつが酷くなり何が食べたいのかわからなくなって、めちゃくちゃな食生活を続けていた時期もあった。今でもストレスが溜まってスナック菓子やらコンビニスイーツを吐き気がするまで食べる、みたいなことはゼロではないけど(ものすごく後悔して虚しくなる)、それでも料理が楽しくなったここ数週間は、そういうこともほとんど無くなったように思う。

相変わらず無職だし体調はよく崩すし、将来のこととか色々不安もあるんだけど、作って食べることをおろそかにしない、楽しむ、という点を大事にし続けていれば、そんなに大変な事態にはならないんじゃないか。きちんと作って食べることってこんなに自己肯定感を高めてくれるんだ、とこの歳になってようやく気がつけて良かった。

(でも多分、自分のためだけだったらここまでわくわくしながら続けられなかったと思う。にこにこして、全部美味しい、お店みたい、と言いながら食べてくれる夫にもありがとう、と思う。)





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