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控え選手のあり方と在るべき姿(私見)ーvs相模原戦を見て

今回は相模原戦を参考にこれまでずっと思っていた、いわゆる控え選手についてどう考えるべきか。長年思っていたことに関して、思いの丈を書いてみようと思います。
これから練習試合などを見るときに是非参考にしてもらいたいです!

1 控え選手の意義、AチームではなくBチームの意義

みなさんは先日の相模原戦を見て、どのように感じたでしょうか。見るべきものはない。腹が立った。。途中で帰った。この選手は良かった、悪かったなどいろいろな考え方を持っていると思います。ここでは完全に私見になってしまいますが、見るべきポイントを挙げていきたいと思います。

私が数年前に、二年ほどコーチをしたときに、監督にこんなことを言われたことがあります。

「君は、Bチーム、Cチームを指導していく中で、何が重要だと思うかな?」

この質問に、どのように皆さんなら答えますか?私は迷うこともほとんどせずに、「トップで使える選手をみつけます」と答えました。この時に監督が教えてくれたことは今でも忘れません。

「下手でもいい、それでもトップと同じ絵が描けることが大事なんだ」
「下が同じことができれば、チームはより強くなる」

この一言を受けて、私のサッカーへの見る目が大きく変わりました。

〇同じサッカーが描けること
サッカー、特にJリーグのチームは約30人前後の選手が所属しています。特にプロのチームですから全員が戦力になってくれなければ困ります。その中で監督は、選手をあてはめながら戦術を落とし込むわけです。本来のチームはトップ11人+交代やケガも含めて+5~6人いればいいと思う人も多いでしょう。しかし、アルディージャはこれまでよくも悪くも能力主義で、戦術は度外視しして、スーパーな選手に頼ることは多かったと思います。しかし、戦術にこだわりことに舵をきることが明確なため、より一層、同じサッカーができることが求められていると思います

なぜなら、能力だけすぐれていても、戦術が理解できなければ穴になってしまうからです。当たり前ですけど、あえて言わせていただきます。昨年のバブやロビン、大前なんかは明確にそうで、能力はあるけど守備戦術の適応がイマイチでしたよね。

だからこそAチームの試合は当然、Bチームの試合でこそ戦術的に行われているかどうかが求められると思います。それができてこそ初めて、トップで使うかどうかを考慮することになると思います。そうでなければ、トップで使っても、穴になってしまいますよね。

〇下が強くなればチームが強くなる
多分それは、控え選手が強くなる、ケガ人がいても対応できるなどの意味もあると思いますが、それだけではないと思います。控え選手がAチームと一番多く戦い、多く試合する相手だからだと思います。

控え選手が紅白戦で、それこそトップチームに勝ってしまったらどうでしょう?日ごろの練習でもつねに対峙するのはチームメイトですよね。だからこそ、試合中は紅白戦でも練習試合でも常に覇気をもって上を食ってやるという気持ちが大切だと思うし、それが本当の意味での切磋琢磨なのではないかと思います。

2 相模原戦を観戦して感じたこと

なんか思いのたけをつらつら書いてしまったので、当たり前だよこんなの!とか思う方、本当に申し訳ありません。

こういった視点で見ていたため、控え選手で構成された試合でしたが、本当にまずいと感じました。ビルドアップや連動した守備など、正直トップとは全然違うサッカーをしていたからです。(意図が見えない)

特に富山に向けて放り込むことも多く、小野や大山が顔を出しても、後半はほとんどボールが動きませんでしたよね。しかもほとんど支持の声もなく、闘志が感じられる選手も少なかったですよね。そういった意味では、最初から高木サッカーに適用することが分かっていた、加藤やマキシはともかく、ビルドアップを常に意識し、闘志を出していた畑尾や酒井などは意外と高評価なのでは?と個人的には思っています。ただとにかく、控え選手に本当に戦術が浸透しているのか?こんなに覇気のない試合でトップに絡めるのか?正直、戦う以前の問題の気もしますがとても心配な試合になりました。

皆さんはどう思いますか?

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