どんなに自分が大変で忙しくても、他人に労いの言葉をかけられる人優勝説

私はこれがまだまだできていない。
ほんとにありがとう…と思っている時は無意識に言っているかもしれないが。

最近、自分の心身の調子が良くない。
そのため、余裕もない。
余裕が無い人と一緒にいることで、余計に余裕がなかった。仕事ひとつ辞めるつもりだし。

私は大変である。季節の変わり目、ストレスが溜まる環境で躁鬱と戦わなければならないからだ。

そんな中で、めちゃくちゃ子育てウルトラスーパーハイパー忙しい上に、いろいろあってとんでもなく心身ともに疲労困憊だろうな、という方が私の様子を気にしてメッセージをくれた。

どんなに仕事で嫌なことがあっても、怒りと疲労、そしてその果ての諦めの感情しか湧かなかった。ただ、その方からの「いつも頑張ってくれて、ありがとう。」のひとことで車運転しながら涙が枯れるくらい泣いた。

また、新卒一年目の医療関係の仕事をしている弟は、遠く離れた地から私の体調を気にして「ピラティスええで、この資料みながらやってみて」「体調悪いの、こういう原因からなってるから、こうしてみて」というアドバイスをくれる。

それだけでなく、私の収入や仕事、メンタルのことまで気にかけてこまめに連絡をくれる。「まあぼちぼちやったらええと思うわ」「毎日おつかれ」と、12時間以上働いているのにメッセージを夜遅くても返してくれる。

「体調大丈夫？仕事は無理しないでね、でも来てくれておしゃべりできるのも嬉しいよ」と、どちらの選択をとっても私の気持ちに負担をかけない言葉をかけてくれるオーナーもいる。

「今日もありがとうございました、また明日もお願いしときます〜」と、出勤が重なる度に帰り際声をかけてくれる上司もいる。

認められたい、とか、褒められたい、という気持ちがないわけではない。ただ、この言葉たちからは、心からの純粋な優しさを感じる。

「私ばっかり大変で不幸だ」
「こんな病気やってられない」

そう思う時だってある。
ただ、それを人に対する八つ当たりにしてはいけないと自戒する。

相手は私が大変なこととは関係ないし、私は相手が大変なこととは関係ない。

相手への感謝の気持ちや、相手への労いの言葉を紡ぐことができる人は、本当に優しくて、強い。

私はまだまだ小さい人間である。

周りに素敵な人はたくさんいる。

年齢や立場関係なく、良きお手本からたくさん学んで、強くやさしくしなやかな人間になりたい。