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自分のゴキゲンは自分でとることの大切さ

「ストレスに耐えられなくては経営してはいけない。ストレスを感じないようでは経営する資格がない」

こんにちは、袋屋の白石です。家業のシコーの社長になってから2年目です。経営者になって感じることは会社の最終的な責任は全て自分にあるということです。色々な葛藤を感じながら手探りで経営をしている自分のセルフケアについて書き連ねます。(トップのイラストは弊社ゆるキャラのシコラです)

社長になってから仕事を通じての喜びも悲しみも倍増したように感じるなかで、後者の悲しみに対しては耐性をもっておかないと心が潰されるなと感じております。さりとて、自分の心にフタをしてストレス耐性をつけることは経営者として如何なものかとも思います。
twitterでそんな心の葛藤をつぶやいたときに頂いた先輩経営者から共感のメッセージとともに冒頭の言葉を引用リツイートで頂きました。かのフィリップマーロウの明言をもじった言葉には納得しかありません。

どうして自分のキゲンを自分でとるのか?

大学をでてすぐに家業に入ったので、社長の息子という立場は周りの人に気をつかわせているなと常に感じていました。そのような環境の中で自分の機嫌が悪いと、そのまま周りの人に悪い影響を与えるのではないかと気にしていました。そんな中、お世話になっている方から、「機嫌というものは、起こった事象に対する自身の解釈だけの話ですよ」と教わりました。ナルホドと思いつつ、それを自分なりに整理してみると「自分のキゲンを自分でとればいい」となったわけです。自分自身がゴキゲンさんであれば、膨れっ面をして周りに悪い影響を与えないよなとなったわけです。はい、私の思考回路は極めて単純なのです。

どうやってキゲンをとるのか?

今まで色々と試したことはありました。ヨガやランニング、有酸素エクササイズ、コーチング、ゴルフのレッスン、変わった路線では蟷螂拳(とうろうけん)などもやりました。これらを通して学んだのは基本的に自分は一人でやるものの方が気持ちの切り替えができてキゲンがよくなるぞということです。
が、今現在、セルフケアとして取り組んでいるものは以下です。

  1. 週に一度のパーソナルトレーニング(筋トレ)

  2. 平日の朝の5kmランニング

  3. 毎日つける日記に「今日できたこと」をかく

筋トレでゴキゲン
昨年の10月から週に一回のパーソナルトレーニングをジムで受けています。1年以上継続していますが週に一回では体に劇的な変化は生まれません。ただ、ベンチプレスの記録が更新した!という達成感は自尊心を満たしてくれるのでゴキゲンになることができます。
仕事は一人でできることも少なく、かけた労力に対して成果が正比例でるとは限りません。筋トレは努力すれば確実に進歩していくので自分をゴキゲンにすることに適しているなと感じます。(注:スランプ期はあります)
また、仕事で嫌な人と遭遇しても「僕の方が、この人よりベンチプレスを持ち上げられるぞ」と考えると思わずニヤリとしてイライラせずにすんだりします。ジムへ行く回数をもう少し増やしたい気持ちはありますが、我が家には小さな子供がおりますので妻と相談した結果、週一回となりました。このあたりの決め方も自分にとってはゴキゲンでいるために大切だったりします。

ランニングでゴキゲン
もともとランニングをすることが好きな方なのですが、今年の8月から5km程度のランニングを再開しました。筋トレだけで体つきの変化が起こるかをみていたのですが、先述の通り週一回では実感が少なかったのでランニングを組み合わせることにしました。週3~5回程度で早朝に走っているのですが、ランニング後は爽快です。走っている間は脳の構造がシンプルになるように感じています。自分なりに言語化してみると「ランニング中は脳のフィルターの目が粗くなって悩みが通過していく」といった感じです。通常だと考えこんでしまうような精神状態でもランニング中は気にならなくなり、その効果はランニング後もしばらくは継続するので重宝しています。

「今日できたこと」を考えてゴキゲン
かれこれ15年以上日記をつけており、5年ほど前から日記の最後に「今日できたこと」を記録しています。心から最悪だと感じる日があっても、無理やり「今日できたこと」をひねりだして文字にすることができたら、「そこまで悪くはない日だな」と気持ちを少し前向きに切り替えることができるからです。15年以上日記を書いていても、読み返したことはほぼありません。自分の中で日記というものは過去の記録というより、その日の気持ちを整理して明日をゴキゲンで迎えるためツールのようです。

まとめ

色々な方法で自分のキゲンをうかがいに走っていますが十分機能しているとはいえません。だから、このやり方がストレス解消に最適だとお勧めするつもりもありません。
きっと今頭の中にある悩みが解決しても、来年の今頃にはまた違うことで自分は悩んでいるのだろう。でも、まぁ人生誰しも悩みを抱えていらっしゃり、それでも歩みを進められているはずです。
「おちこんだりもしたけれど私はげんきです」と魔女の宅急便のコピーのような心持であり続けたいなぁと心の中で呟いたところで筆をおかせて頂くとします。。

おあとがよろしいようで。


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