それぞれのおこのみでどうぞ。
誰かに、何かを勧めるということは難しい。
その人それぞれの好みがある以上、わたしから言えることは限られてしまう。
ある日のフードコートでの出来事。
「前に食べて美味しかった思い出があるんだよ!だから今日はあのつけ麺にするよ」
わたしはその日、食べたいものはつけ麺一択だった。
夫は何を食べるか迷って、わたしに言う。
「そのつけ麺、絶対おいしい?」
この質問は怖い。
わたしがおいしいと思っていても、他人はそうではないかもしれない。
しかも、夫とはもともと食べ物の好みが合わない。
「わたし的には絶対おいしいと思うんだけど」
そんな中途半端な答え方しか出来ない。
「じゃぁ、おれもつけ麺にしよ」と言った時点でなんとなく、いやな予感はしていたけど。
あからさまに虚無感出して麺をすすってんじゃないよ!
わたしたちの好みが違うことなんて今に始まったことじゃないのに。
安定の、肉🍖にしといたらよかったね。
同じような出来事で、友達に聞かれるアレも苦手だ。
「最近、何か映画観た?」
あぁーまた来たかと思う。これまた、好みがまったく違う友達からよく出がちな質問だ。
「これと、あれをみて、わたし的にはあれが面白かったかも」と言うと、
「へぇ〜じゃぁ観てみようかな」
お願い。や、め、て!!
その先は想像できてるのよ。
わたしは、他人が映画にかける1900円に(レディースデーなら1100円)責任を持つことはできない。
そして、観た後必ずこう言うんだ…
「なんか、よくわかんなかった。あたしはね?あたしの場合ね?」
だから答えるのが嫌だったんだ。
むしろわたしの観た映画の感想を、わからないと言うことに優越感を感じているようで、とってもとっても苦行でしかない。
ご丁寧に観た後に連絡をしてくるところが無駄に律儀なんだよな。
人生のうちで、ランチなんてあと何回できるんだろう。
しかも、外食のランチともなればもっと回数は限られてくる。
映画だってそうだ。
家にいても配信サイトなどでも沢山映画が見られる時代に、わざわざ映画館に行くことはとっても特別な行為なのだから。
あした突然、地球の最期を迎えたとしたら、
2人はきっと
「うみのおすすめビミョーだったな…あいついつもビミョーなんだよな」という後悔を持っていかなくてはならない。
だからね、
もう、聞かないでねー😂
目玉焼きでもかける調味料は人それぞれなんだし、好きなのかけていこう。
塩でも醤油でも、マヨでも、焼肉のタレでも!なんでもいいよ。
自分の好きなもの食べて、好きな映画を観る。
それが1番のおすすめでーす!!
ちなみに、そのつけ麺。
思い出が良い方に大きくふくらんでいて、わたしも2度目の時には、少しビミョーと思ってしまった😂
こういうこともあるから、余計に難しい。
好みがバラバラなわたしたちにとって、選びたい放題のフードコートはとてもいい場所なはずなのに
まさかの同じものを頼んで撃沈したお話でしたとさ。
優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。