「猿の戴冠式」を読んで
猿の戴冠式を読み終えたので感想を書こうと思う。
まずこの作品は、小砂川チト(こさがわ・ちと)さんの作品で講談社から出版されている。
以下公式サイトの紹介文
私は小砂川チトさんの作品を読んだことがないので、どんな作風なのかも知らなかった。さらに公式サイトの紹介文も見ていなかった。
図書館の新刊本としてタイトルを見て、「これを読んでみるか!」と思い予約をしたのだ。私の順番は二人目だったので、早く読めることになった。
初めの印象としては文体が難しいなと感じた。
猿と人間の話なのだが、何とも言えない不思議なものだ。
これが令和の小説のスタイル何だろうと実感した。
しかし、だんだん読み進めると意味が少しずつ分かってきた。
猿を通して自分自身の姿を見直す。精神世界と現実が交差していく。
しふみとシネノに共通するもの。
しふみが共通すると思いたいもの。
私たちはこの小説を読んで感じ取るものは違うだろう。
私はまた少し自分の世界が広がったと感じながら、この作品を読みきったことで満足感を得たのだった。
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