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苦手を減らすと面白い世界に出会える(005/100)

プロ野球が開幕された。私の応援する「千葉ロッテマリーンズ」は、というと。開幕したはずなんだけど、まだ音沙汰がないようだ。本領発揮はこれからだと思って期待することに…したい…。そんな感じで、私はゆる野球ファンなのだが、以前は野球は全く興味がなく苦手なものだった。

2000年代、夕ご飯の時にTVのスイッチをつけると毎日のように地上波で野球が放映されていた。大抵は読売巨人軍だったと思う。加えて、当時は「巨人」と「阪神」くらいしか分からず、「セとパ」は呪文にさえ聞こえていた。

野球の放映予定は21時までだった。だけど、大抵、というか感覚値としては100%で21時には終わらず延長される。私はそこから楽しみにしていた、ドラマを見たいのに。見たいのに、いつ終わるか分からずで小中学生だった私にとっては野球が、正確には「野球放映」が邪魔なものだった。

ちなみに添えておくと、全般スポーツ観戦が嫌いだったわけではない。バレーボールは地上波で放映されたら必ず見ていたし、フィギュアスケートも全日本選手権まで見るくらいは好きだった。

野球が魅力的なものになったのは社会人になってから。ふたつのことを知ったことから世界が変わった。ひとつ目はルール、ふたつ目はストーリーである。身近に野球が詳しい人が現れ、球場でルールを教えてもらいながら見る機会があったのだ。

フライなのに三塁からホームに走って帰ってくる人がいるのか意味が分からなかった。ファールするとストライクが増えるのに、2ストライクからファールだと何でアウトになるのか分からなかった。そういう疑問をひとつずつ覚えていったら、試合の流れがわかるようになった。ルールがわかると途端に野球が面白くなっていった。

加えて、チームや選手が見えてくるとグッと愛着が増していった。それぞれの選手が歩んできた歴史を少しだけ紹介してもらうだけで、何だか応援したくなる。

ルールとチームや選手を知ったことでその後の私はどんどん「野球好き」になっていった。「知ることは愛すること」という言葉がぴったりの体験だった。

春は新生活が始まる人が多い。転職や異動もあるし、そうではなくても新しい役割や仕事がスタートすることも多いと感じる。変化はワクワクすることでもあるが、少しの不安も抱えているだろう。必ずしも希望通りではなく、本音ではちょっとマイナスな気持ちとも向き合うことだってあると思う。

そんな時こそ、「知ることは愛すること」。誰かに教えてもらったり、自分で調べたり。知ることで世界はとっても優しくなると思う。

100日チャレンジ 005/100
ひとこと:書くことは何を決めるかが8割くらいな気がする

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