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わが家の亜空間(テント)

大きな家の真ん中に小さな”家”ができた。

もう4年以上、10部屋以上ある古民家に1人と5匹で暮らしてるわけだけど、今年の夏から新たな試みがはじまっていた。1階の中心にある8畳部屋に”テント”をぼんと置いた。そこは読書(集中)スペースということにして、家の亜空間として存在させた。

夏と秋が過ぎ、そして冬となり、気温が下がり、雪が降り始めるこの季節、このテントが断熱的観点から一気に価値が高騰し続けている。今ではテント内にこたつとヒーターを設置し、熱を逃さない設計で暖をとりながら、その外に出ると「ひゃ〜さみぃ〜!」とキャッキャ言いながら過ごす日々である。

広さは2畳ほどのテントなのだが、馬鹿広いスペースがある家にもかかわらず、この亜空間を猫たちも良しとしているようで、不思議と1人が5匹が全員集合してしまう瞬間が増えた。「暖かい」は共有できるだけで、距離を縮める。囲炉裏ってすげえよな、と昔の人の発明にハッとさせられるし、ぼくにとっての、わが家にとっての囲炉裏は、ぽつんと置かれたテントなのであった。

そうそう、ふと、漫画『GTO』で主人公の教師・鬼塚が生徒の家の壁を破壊するシーンがフラッシュバックしちゃったんだよね。年末年始あたり、満喫でも行って読み直してみるか。

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