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自己紹介

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おにぎり屋さんを夢見て生きてる主婦のお話
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1.10年後、映画になる話。

1、自営業なんかするもんじゃない旦那さんは転勤族でありながら、 「いつか自営業がしたい」と ずっと夢を持っていました。 だけど私は 「自営業だけは絶対に嫌だ!」と 強く思って生きてきました。 なぜなら私は 自営業の家に生まれ育ったからです。 子供の頃は何ひとつ不自由なく 暮らしていました。 両親は仲が良く、 家族も仲良く、 従業員もみんなイキイキと働き、 社長の娘である私は 小さい頃から沢山の大人達に 可愛がってもらいました。 外食や外出も多く 両親に連れられるお店

2.孫の世代の教科書に載るであろうお話

私がなぜ、 おにぎり屋さんになりたいと 思ったのか、、 その前に2つおにぎりにまつわる お話をしたいと思います。 1,母のおにぎり 私は子供の頃に何を食べていたのか、 正直あまり記憶がありません。 思い出すのは出前とか外食ばかり。 ただ1つ記憶に残っているのは、 母が時々作ってくれた塩むすび。 梅干し入りの海苔を巻いたおにぎりです。 私が小学校低学年の頃の母は、 とても忙しそうでした。 自営業の仕事に加えて、 病気で入退院を繰り返していた 兄のお世話。 病院に

3.おにぎり屋かなたけ

子供が小さかった頃は、 毎日決まった時間に出かけては クタクタになるまで沢山遊ばせていました。 お友達がたくさんいる馴染みの公園、 少し先にある総合公園。 春はお花見、夏はじゃぶじゃぶ池、 秋には紅葉を楽しみ、冬の寒さになんか 負けずにお散歩です。 雨の日には児童館もありました。 夢中で遊んで お昼を過ぎてしまう事も よくありましたが、 どんな時でもおにぎりと 水筒さえ持っていれば 困る事はありませんでした。 その頃は経済的にも 決して楽ではなかったけれど、 おにぎり