ますだのお爺さん

私が生まれたのは昭和40年代

みんなに祝福されて生まれた

一番嬉しかったのは

当時、市民病院に入院しておられた

ますだのお爺さん

結核でお爺さんの病室までは連れて行けず

母の案で
市民病院の駐車場で私を抱いて
お爺さんに見てもらうことにした

お爺さんの病室から駐車場が見えて
今は亡き父に抱かれた赤ちゃんの私
隣にはますだのお婆さんと母

みんなが笑顔で
よかった

大人になって
辛いことがあると
この話を思い出して
シャカリキに頑張って生きてきた

あの時
駐車場にいた両親も
ますだのお婆さん
お爺さんもいなくなっても

こころのなかに
想い出があるからいい

最後まで読んで頂きありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?