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自分から指摘されに行けるドM。

皆さんこんにちは!一人目人事&経理のおまゆ(@omayu_note)です。
皆さんは”心理的安全性”という言葉はご存じでしょうか?

単独で仕事を行うよりもチームで行った方が成果が出ると考えたグーグル社が、生産性の高いチームを作り出す条件の答えを導き出すため、2012年から約4年間かけて「プロジェクトアリストテレス」というプロジェクトを行いました。
この労働改革プロジェクトの成果報告として、「心理的安全性が組織の生産性を向上させることに繋がる」と発表されたことをきっかけに、組織コンサル領域や人事界隈で有名になった言葉です。

人事としてこのワードを聞くことは多いのですが、
一方で”一定の結果を出す人”はどの部署に配属されても結果を出す
という実体験から、もしかして”心理的安全性”は組織として作ることも大切ですが、個人が相手に対して積極的に心理的安全性を高めていくアクションをしてるのでは?という仮説が生まれました。

日々、チームで仕事をしたり、学生さんと対峙していると、

・”間違え”があった時に、この子には気持ちよく指摘できる
・なんか知らないけどあの人だけ、自分と同じ間違えをしても”わかって”もらっている

こういう方に出会います。
”いじられキャラ”なわけではなくとも
「普通ではしにくい」と相手が思うことを、やってほしそうにしている人。
どういう共通点があったかな、とふと振り返ってみました。

共通して言えるのは、”指摘”ではなく、”自分が成長するための課題”として素直に言葉を受け取っている人

相手が「違和感」を感じていそうな時に、自分から「今間違ってましたか?ぜひ教えてほしいです」と伝えてくれた人

自分に期待させるのがうまい人

指摘を受け、自分が変化すること自体を楽しんでいる人

このあたりが共通しています。総じて、時間をとらえる軸が普通の人よりも長く、”自分の成長”のために、今の感情的な痛みを乗り越えることができる方が多いです。
指摘を愉しんでいるような印象さえあります。
おもむろに「おまゆさああん。私なんかめちゃくちゃ一生懸命にやってるだけで〇〇という観点が抜けてる感じするんです。そのせいで▽▽になっちゃって。これ、打開するためにこういうアクションとってるんですけど、成果に結びつくのに若干時間かかってる気がしてます。打ち手としてどうですか?」みたいな連絡をSNSのDMで送ってきたり。(笑)

「今」の現状に満足をしていたり、
「未来」変わる方向性をイメージできていないと
基本的に「指摘」というのは痛く刺さります。

(業務として、というより、自分のスタイルとして)変わりたくない、変わった方がいいかわからない中で
「こうなりなさい」と命令されているように聞こえるからです。

そうすると、指摘を理解すること
よりも、痛みを軽減する行動に突発的に出てしまいます。

これは人間の特性ですので、未来のイメージやなりたい姿がない誰しもが思うことで、性格的に治せないようなものとは違います。

また、人間は基本的には”変わりたくない”生き物だそうです。
ホメオスタシスホルモンと呼ばれるもので、寒いときなどに無意識に体が震える現象などもそうです。「変わろう」とするときに「変わらないように」働く、これは「本能」なんですって。
私も、多分この世の中が全く変化せず、今の私のままで平和に暮らせるのであれば「成長」はしたくないんだと思います。

でも、時勢における変化×環境における変化×ライフイベントにおける変化
など、結局変化がつきもので、切っても切り離せないものであることにも気づいてしまいました。

なので、面倒なのですが、折角「変化」し続けなければならないのであれば
「変化」を進んで享受して波に乗って生きていきたいな~と
振り返りながら思った所存でした。

それではまた明日。


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