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久々のヲタ活


ヲタクとしての原点

遠い昔あるアイドルが好きだった。
その子は博多弁を扱いギャルっぽい子だった
ギャル系統は今でも好きではないけど、あの子だけは特別だった。
多分、潜在意識の中で彼女のアイドル(歌い手)としてのプロフェッショナルを感じ取ったのだと今思うとそう思える。
その後、二桁年程ヲタクというものをしていたが、
ギャル系統の推しメンはその子だけだった。
最初で最後のギャル系アイドル。
個人的なギャルに対する渇望は
その子で満たされたみたいだった。。。

彼女を10年ぶりくらいに久々に生で見た。
別に嫌いになったわけではないが、
その当時の僕は地下アイドルにはまってしまい、
金銭的余裕がなかったので行けなかった。。。
若さゆえの過ちだと今思うと感じるが、
そういう経験があるから今そう思えるのだ。
今の価値観と過去の価値観は異なり、
その時々の価値観で世界は回っている。
だから、人生って楽しいし、
自分という人生を何度も経験したいと思う。

話がだいぶ脱線した。。。
先日、有休を使ってその子の生歌ライブを見た。
ディナーショー形式なので、
収容人数は250人程度と少なめだった
個人的にはこの程度の人数規模のライブが好きだ。。。
彼女はすでにアイドルをやめて、
10年以上たっているのに今も変わらずかわいく歌い
ヲタクを大切にしている。
本当に尊敬するし、この子がヲタク(推し活)の原点でよかったとさえ思う
時折懐かしい曲を歌われていて涙も出てきた。。。
歌詞を思い出すだけでむなしい歌、今も昔も好きだぁ。

地下ヲタクの血

そのディナーショーで原点回帰した自分。
今の自分は地下のヲタクから足を洗って、
ほぼヲタクをしていない状況だった。
どうやら彼女に会って僕のヲタクとしての自覚。。。
いや、血がたぎってしまった。
ヲタクはどこまで行ってもヲタクであり、ヲタクなのだということだ。
そんな中、昔(2017年)推していた子が
転生して新たなアイドルとして活動していることを知ってしまった。
すでにデビューして1年が経過しようというタイミングだった。
最後の会話は鮮明に覚えている。。。
グループが解散するライブの特典会で彼女は言った。。
「また、新たにアイドルしたときは会いに来てね」
その言葉が脳裏に合って離れない。

当時の僕は他のアイドルを推しながら、
ヲタクの友達ともう転生先が決まっているのですかね?
など話しており、その子の名前を調べては、
転生していないことにがっかりをしていた。
推していたグループが売れてきているということもあり、そんな中、コロナ渦や年齢(三十路の道が見えてきた)段階に入り、
地下のヲタクというものに対してやる気モチベがなくなって、
いつしか足が遠のいてしまった。。。
ヲタクの友達に天空(坂道系)のライブを誘われており、
完全には離れていなかったがほぼヲタ卒状態だった。。。

ただ、あの最後の言葉や今の血のたぎりから、
今回のアイドルフェスは参戦し、
6年越しの気持ちを伝えに行こうと思い当日を迎えた。
このアイドルフェスは自分が地下落ちする前から開催している
フェスであり、当時大学生だった自分には夏の風物詩だった。
久々の参戦だったが昔の記憶を頼りにスケジュールを組んだ。
正直このフェスは目的及びどのグループでどの曲を聴きたいか、
ステージごとのセトリなどを考慮して組むのが、
古の経験から学んだことなのでそれを実践した。

地下ヲタクとして再出発するのか?

結果はどうでもよいが、とても楽しかった。
昔よりはヲタクの質は良いし、
数も少ないと感じた。
無銭で楽しめたあの無法地帯を撤去したのが、
次第の要因だと思うが、
本当にここの運営はしっかりしていると思う。
途中雷雨ということもあり、
集中が切れた自分は予定よりやや早く帰路についたが。。。
目的は8割がた達成できたからな。。。
正直他界していたアイドルグループも出ていたが、
スケジュールや場所的に厳しくいく選択肢はなかった。。。
なんて残酷なヲタクなのだ。。。
アイドルが売れるのは喜ばしいことだが、
人が多いのが苦手な和紙にとっては、
どうしても居心地が悪くなってしまい離れてしまう。。。
今回転生したアイドルがいるグループは
その点まだ成長過程ということで楽しみな部分がある。
だがわしは地下ヲタクに戻るのかという、
最初で最難関の質問に今答えを出せない四苦八苦している。
あの時好きだった、笑顔がそこにある。
あの時好きだった、その子がいる。
正直今も好きだった。
会うことでやっぱり好きだった。。
新規ヲタクの体で行ったが、
そんな体を許さないぞといわんばかりに、
久しぶりぃエモォの声が聞こえた。。。
先方は自分のことを覚えていた。。。
わしはヲタクに戻るのか?
戻るのか?戻るのか。。。
戻ってしまうのか? 未来の自分どうなん?

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