日日是好日
皆さんこんばんは、波瑠です。
このnoteでは、禅の意味と禅語に興味を持ち始めるきっかけとなった禅語を一つご紹介したいと思います。
禅(ぜん)って?
茶室にはよくこんな感じの掛け軸が掛けられていますよね。この掛け軸に「禅語」が書かれており、私は茶道を習い始めてからよく目にするようになりました。
禅語とは一言で言うと禅宗の教えです。
【禅宗】禅の修行によって人間としての真の生き方を悟ろうとする、仏教の一派
なんで禅語?
禅語を書こうと思ったのは禅語の理解を深めるためと、禅語を知ることで毎日の暮らしがちょっとだけハッピーになれると思っているからです。そう思わせてくれた禅語がこちらです。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
【直訳】毎日がよい日
この禅語は、数ある禅語の中でも最も有名な言葉ではないでしょうか。黒木華さんや樹木希林さん演じる映画のタイトルにもなっていましたね。
先生のご自宅にて
茶道のお稽古を習う前、私は仕事のことで人生に迷っていました。(私の生い立ちはこちら)そんな気持ちの整理がつかぬまま友達に誘われ先生のご自宅へ。そして何年ぶりかの茶会に参加しました。そこで出会った禅語が「日日是好日」でした。掛け軸からはみ出しそうな勢いで堂々と書かれた字に、思わず暫くボーっと眺めていました。そして拝見中に先生が言いました。「貴方が来ると聞いてこの掛け軸にしたのよ」その時はこの意味がさっぱりでしたが「はい..」としか返事ができず帰宅しました。
この禅語が伝えたいこと
私はすぐにこの言葉を検索し本がある事を知り、迷わず購入しました。この本を読んで、ようやく先生が私に伝えたかったことが理解できました。本の中にこのような言葉があります。
「雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう・・・どんな日も、その日を思う存分楽しむ。」
この言葉は当時の私に『どんな日でも楽しむことができる』と教えてくれました。
この本はいつもバッグに忍ばせていて、辛くなった時に読んでいます。お守りみたいな存在です。
今日の禅語はここまで
禅宗の教えを理解し行うことは簡単なことではありませんが、少しずつ言葉の意味を考えていけたらいいな、と思います。また、禅語は人それぞれの解釈の仕方があると思います。それもまた禅語の面白さかもしれません。
それでは、GW明け初日からも頑張りましょう!おやすみなさい。
※前回のnoteにおきまして、たくさんのスキをありがとうございました。これからみなさまのnoteを読ませて頂こうと思っています。
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