薫風自南来
こんばんは。波瑠です。
草木が新緑に覆われ、気付けばもう初夏。
今年は春らしいことができないまま夏が近づいてきました。
今日は初夏にふさわしい禅を。
薫風自南来(くんぷうおのずからみなみよりきたる)
【直訳】爽やかな初夏の風が南より吹いてくる様子。
この時期によく見かける禅語です。
この詩は唐の皇帝が読んだらしいのですが、庶民を見下したようにも受け取られ批判もあったそうです。
どういう意味かと言うと、実はこの句の前に二句あって、、
人皆苦炎熱 我愛夏日長
【意味】世の人々は夏の日の炎暑に苦しんでいるが、私は一年中で一番長い夏の日が好きである。
ストレートに嫌味ですよね。
「皇帝は広々とした宮殿の中にいるから、暑い夏日の長いのが好きだと言われるのだろう。」と思われても仕方ないなぁと思いました。
(私だったら皇帝嫌いになる)
いろんな解釈があるかと思いますが、『薫風自南来』の禅を見かけた際は深く考えず、心地よい風が吹いて新緑の季節だな~くらいに思えばいいのではないでしょうか。
初夏とはいえ、日中は既に30度近くまで上がっているようです。おうち時間が長かったので夏の暑さに負けないように体力をもとに戻していきたいところです。
私の会社では25日から通常出勤に戻ります。一週一禅を続けることは不可能になりました(断言)
書きたいときに書いていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!
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