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とびきり怖い話が集まった! 怪談★逢魔が時物語 SELECT

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怪談メルマガ「逢魔が時物語」の 膨大なストックの実話怪談の中から、 ゾクッと怖い! ドキッと不思議! を雲谷斎が選んでお届けします。 ■逢魔が時物語メルマガ(無料)を読む  h…
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#雲谷斎

息子は誰と遊んだ? 怪談・逢魔が時物語「クワガタの山」

 息子がまだ幼稚園児だった頃の話。  我が家の裏に、浅間山(せんげんやま)という  低山…

雲谷斎
4か月前
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拾ってはいけないモノ。怪談・逢魔が時物語「砂場のビー玉」

小さい頃から怖い話が大好きで、 友達と霊を呼ぶこっくりさんをよくしていた。 でも、怖ろし…

雲谷斎
5か月前
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死なせてしまった夜に。怪談・逢魔が時物語「猫の遺恨」

伯父が子供だった頃、近所に野良猫が何匹かいた。 その猫を捕まえて、放り投げて遊んでいた。…

雲谷斎
8か月前
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老猫に仕返しされた。怪談・逢魔が時物語「猫の復讐」

築数十年の安アパートに住んでいたことがある。 アパートは、野良の老猫の散歩道でもあった。…

雲谷斎
8か月前
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野良の子に違いない。怪談・逢魔が時物語「猫の帰還」

ある寒い冬に、私たちはC県から都内へ引越した。 引っ越した理由は、家が道路用地に引っ掛か…

雲谷斎
8か月前
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夢で、人形にガブリと・・・。怪談★逢魔が時物語「夢の人形」

Tさんという男性が、小学三年のときに体験した話。 彼はしょっちゅう見る夢があった。 どこ…

雲谷斎
8か月前
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ワケあり刀を買った夜。怪談・逢魔が時物語「軍刀」

居合い抜きを稽古しているNさんは、当然刀とは 縁が深い。 ある日、骨董屋から連絡があった。 なかなか在銘のよい軍刀が入ったという。 これは掘出しものかと、見に行くことにした。 刀には鍛え傷が入っていた。 刀の出来は良いものなのに、残念ではあった。 ある砥ぎ師が言うには、絶対に消えることはないが、 目立たなく砥ぎ上げることは可能だという。 それならばと、この刀を買うことに決めた。 すると、その晩から同じ夢を見るようになった。 夢に、軍服を着た軍人が出てくる。 カモシ

同じケガをする理由。怪談・逢魔が時物語「踝のケガ」

子供の頃、なぜかよく足の踝(くるぶし)をケガした。 一度や二度どころではない。 それこそ…

雲谷斎
11か月前
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何度も何度も見る夢がある。怪談・逢魔が時物語「夢に出る友」

眠る前に、親しい友人や知人などのことを 想ったりすると、夢に出てくることがある。 じつは…

雲谷斎
1年前
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突然の客が来た日に・・・。怪談・逢魔が時物語「叔父の来訪」

昔、些細な喧嘩が元で、父と叔父は疎遠になった。 だが、ひょっこりと正月に家族を連れ叔父が…

雲谷斎
1年前
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不吉なくじが示すもの。怪談・逢魔が時物語「二人のおみくじ」

ある年の正月、母と祖母は茨城県のTにある寺へ 初詣に出かけた。 おみくじを引いたところ、…

雲谷斎
1年前
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廃屋に散乱する異物。怪談・逢魔が時物語「長屋門の屋敷」

「村の奥にある大きな廃屋に行ってみないか?」 友人からドキドキする誘いを受けた。 小学生…

雲谷斎
1年前
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窓の中に何かが・・・。怪談・逢魔が時物語「パルテノン神殿」

車の免許を取りたての頃、毎夜仲間とドライブや 心霊スポット探検やらに繰り出していた。 そ…

雲谷斎
1年前
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廃墟マンションの主。怪談・逢魔が時物語「幽霊マンション」

通っていた小学校の近くに『幽霊マンション』 と呼ばれる廃墟があった。 ある夏の日、数人で探検しに行くことになった。 友人のランドセルには、黙って家から持って来た インスタントカメラが忍ばせてある。 その廃墟は名古屋のМ区の閑静な住宅街にある。 細い坂道を上がった林の中にぽつんと建っていた。 「これかぁ……」 廃墟の付近だけが薄暗く、不気味な佇まいだった。 マンションは四階建て。 外付けの螺旋階段を利用するようになっていた。 建物は半分朽ちていて蔦が生い茂り、螺旋階