脱サラしてセラピストになった

2023年秋。
大学卒業後、数社転々とはしたがいわゆる一般企業でサラリーマンとして働いてきた私が、タイ古式マッサージのセラピストになった。

理由は、2つある。
理由その1:
人を癒す仕事がしたかった。
小さな頃から、誰かの役に立つことが好きだった。
困った人を見たら放っておけないところもあった。
就職するときはあまりそんなことを意識せず、なんとなく給料が良さそうな会社に就職したが、職業として人を癒す、誰かの役に立てる仕事がしたいと社会人になってからしばらく経ってから思うようになった。
医療系や心理系の道に進むことも考えたが、年齢も年齢なので新たに挑戦するには少し遅い気がしてなかなか決断できなかったが、
リラクゼーションの世界であれば、未経験でも一月程度の研修ですぐに働くことができることを知り、この業界に進むことにした。

理由その2:
一人でできる仕事がしたかった。
人一倍気が小さく、他人の目を気にしてしまうため、色んな人と一緒に働くことがしんどくなっていた。
この仕事はこのやり方で良いのだろうか、またミスして色んな人に迷惑をかけてしまった、メンバーともっとコミュニケーションを取らなきゃ、などなど。
仕事そのものより、周囲との関係に大きなストレスを感じていた。
自分一人でできる仕事って何かないかと考え巡らせていたところ、いつも行っていたリラクゼーションサロンは一人でお店を切り盛りしてやっていることに気がついた。
いきなり最初からサロンをオープンして一人でやっていくことは難しいが、店舗で経験を積んで独立開業できたら、こんないい働き方はないのではないかと。
もちろん、集客やお客様の管理、様々な雑務を一人でやらないといけない煩わしさはあるだろうが、気を使わなくて済むのは本当に大きいと思う。
今はまだ修行中の身だが、できればあと半年後にはスモールスタートで独立開業できている状態になれば良いなと思っている。

今お世話になっているお店に面接に行ってから3ヶ月、お店で実際に働き出してもうすぐ2ヶ月経とうとしているが、今のところこの道に進んだことを後悔したことはない。
技術力は先輩たちに比べるとまだまだだが、お客様からすっきりした、気持ちよかったとおっしゃっていただけることも増えてきたし、この業界の働き方にも慣れてきた。

まだまだ初心者だが、どんどん施術数を増やしていって技術力、もてなし力を身につけていきたい。


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