正義を振りかざす人は、古い

言葉には裏と表というものがある。

「俺は成功なんぞに一片の興味もない」というものの言い方の裏面に「社会から相手にされていない」という客観的な事実がある。また「俺は成功なんぞに一片の興味もない」とまわりに吹聴する(したがる)願望、というものもこれまたステロタイプである。とどのつまりどこまでいっても使い古されたレトリックなのだ。凡庸なのである。ひとりでマスでもかいてろという話なのだ。

昨夜、私がもっとも尊敬している現代の知性、茂木健一郎先生の動画を見ていたのだけど、映像中「成功しませんか?」という先生の問いかけが胸に突き刺さった。

正義ではなく、成功。

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