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パリ留学から帰国、そして現在まで ~自己紹介 その2~

自己紹介 その1で学生時代のことを書きまして、


その時にやっておいて良かったこと、やらなくて後悔したことを書きました。

パリでのお気に入りの服を日本で着てみたら、
浮きまくっている上にクオリティの違いに気恥ずかしくなって、
けっきょくお蔵入りしちゃった…。

海外で暮らした人にとって、こういうことって服だけに限らず、あらゆるところで痛感することと思います。私も日本に帰ってはじめは「自由がない」とか「キレイに整いすぎて人間味がない」とかイチイチ思っていました笑。東京などに出て学んで、また地元に帰ってきた時も、同じような違和感があるかもしれませんね。

国のギャップだけでなくて、学生かそうでないかの違いも大きすぎます。「ピアノを弾く」ことで報酬を得られる手段はたくさんあっても、お金をいただけたら心も満足するのかと言ったらそうでもない。

ギャップを「生きにくさ」ではなく「興味・魅力」に置き換えられるよう奮闘しました。そして、その中で貫くべき信念はどこにいようと同じだった、ということに気づきました。


留学を終えて帰国、その後

・2010年 帰国。実家で教えながら、ホテルでの演奏アルバイトに応募したり、伴奏の仕事をしたり、音楽教室の講師に応募したり… 。挑戦しているはずなのに、なんとなくモヤモヤを感じる日々。そして一大決心。2011年5月、京都・東京・パリにてソロリサイタルを開催し、帰国直前に知り合ったフランス現代作曲家 ユーグ・デュフールの日本初演作品を演奏。その後、新作「秋風」を献呈されるなど親交を深めた。

まきまきのコミュニケーション力が育った!(RPG風で)


・2011年12月、福島原発事故のチャリティーコンサートとして企画されたコンサートにて、キエフ国立管弦楽団とラフマニノフコンチェルト3番を共演。その後、ソロリサイタルでは「ドビュッシー 前奏曲 全24曲」や、「バッハ・ラフマニノフ」を開催。奈良フィルハーモニー管弦楽団、立命館交響楽団などとコンチェルトを共演

・パリで生徒さんの伴奏をするなどしてお世話になっていたフルートの工藤重典氏や、フィリップ・ベルノルド、チェロの菅野博文の各氏と共演。これまでのご縁が実ってきたことを感じる。

田崎悦子先生と「Joy of Music for Kids」を立ち上げる。応募してきた小学生の生徒を、ぶっつけ本番で公開レッスンし、田崎先生による公開レッスンに向けて準備する、というプロジェクト。瞬時にその子の特徴を感じ、伝わる言葉でアドバイスをするという経験・訓練は、地元の先生方やその生徒さんにも好評を博し、月1で数年間続ける。(↓チラシ)

まきまきの企画力が育った!


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・奈良の自宅サロンで、「ちょっと本気でティータイムコンサート」を企画・演奏。毎回ゲスト奏者を招いたり、ジャズや料理、染め物など他のジャンルとのコラボレーションをしながらトークコンサートをするシリーズとして5年間続ける。(↑チラシ)

まきまきの広報力が育った!


ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)の正会員として、ピティナピアノ曲辞典に演奏録音を公開。ピティナピアノステップのアドバイザーもつとめる。

京都光華女子大学にてピアノを教える。保育園や幼稚園の先生を目指す学生たちが、童謡などを弾き歌いできるようになるための授業を担当。ピアノ経験がほとんどない生徒にも、伝わる言葉でレッスンする経験となる。和音の連打が出てきたときに、茶せんでお茶をたてるような仕草(茶道クラブに入っていると聞いていた)とアドバイスし、弾けるようになる姿を見てはやりがいを感じていた。

まきまきのトーク力が育った!


・プライベートで教えていた生徒からは、桐朋学園大学合格者、また全日本学生音楽コンクール全国大会出場者も輩出


再びヨーロッパへ

・2017年、スイス・ジュネーブに移住。伴奏やレッスンの依頼を受けては好評を頂き、どんどんご縁が広がっていくのが喜び。夫テディ・パパヴラミとのデュオではヨーロッパ各地で演奏し、2018年 青山音楽賞バロックザール賞を受賞

・また毎夏 奈良で開催の合宿セミナー「Joy  of  Music  in 奈良」ではピアノの田崎悦子先生に加えてパパヴラミも講師として参加し、レッスン通訳としても活動

・コロナ禍で先行き不透明ではありますが、これからも夫婦ともにヨーロッパと日本を行き来しながら活動を広げていきたいな。そしていつかはソロリサイタルで青山音楽賞を…!そしてラフマニノフのコンチェルト4番弾きたい!というのが近年叶えたい夢です😆❣️言いました笑!


まとめ

結局、私にとっての「信念」とは何か、トライ&エラーを繰り返しながら見つけていった気がします。実現するには時間もかかるし、労力も勉強も資金も必要。だけどそれを無くしてしまったら自分自身を否定してしまいそう…。それが信念を貫く、ということなのかも。

私がピアノを弾くことで、作曲家と自分とオーディエンスが、時空を超えて繋がり合う。どんなに時間がかかっても、その機会を作り発信し続けること、それが私の信念だと思っています。

その信念を守る守護戦士のごとく育ったのが以下の4つ

コミュニケーション力
・企画力
・広報力
・トーク力

どうやってその4人の守護戦士を見つけられたのか?
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ではまた🎼

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