お寺でビブリオバトル オンライン⑩
第10回 お寺でビブリオバトル オンライン(報告)
2021年10月29日(金)
参加者8名
人を通して本に出会い、本を通して人に出会う場。
本のしゃべり場であり、白熱教室。
5分で本を紹介して、5分で感想戦。
最後にチャンプ本を決める。(バトル要素は実はあまりない)
【紹介された本】
◎『わたしが正義について語るなら】
やなせたかし著
辛い戦争経験から「正義はある日突然逆転する、あやふやなもの。逆転しない正義は献身と愛」と思い知ったやなせさん。敵を殺さず 街を破壊しないヒーロー、アンパンマンを描いたなやせさんの正義がさまざまな角度から語られる。
◎『看護の経験を意味づける 対話をめぐる現象学』
西村ユミ編
「現象学者のメルロ=ポンティは「哲学とは己れ自身の端緒のつねに更新されてゆく経験である」と言った。本書で試みた"対話"は、まさにこの更新を引き起こし、そこで生み出されたのは経験の新たな意味と自己の「再発見」であった。」(「あとがき」より)
◎『本願寺白熱教室』
小林正弥監修
藤丸智雄編
お坊さんの抱えるジレンマについて若手僧侶たちが議論して考察されている本。
◎『楠勝平コレクション』
楠勝平著 山岸涼子編
「名もなき人々の生を通して己の死を見つめつづけた夭折の作家」楠勝平の短編漫画集
◎『分解の哲学 腐敗と発酵をめぐる思考』
藤原辰史著
ー「とく」ことは「はじまる」こと
◎『空飛ぶ馬』
北村薫著
「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議からだと思います(著者あとがきより)」
◎は、今回のチャンプ本
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