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#45 嘘のような本当の話

ときめきは、〇〇〇〇ウォーター

私が小学生だった頃、友達の家で遊んでいた時の話です。その家に遊びに来ていた初対面のおじさんに「君は、〇〇を飲んだことあるかな?」と聞かれたので「はい、夏はよく飲んでいます。」と答えた。そして「強いて言えば、水で割ってある状態のまま売っていたら嬉しいです」と答えた。友達は余計なこと言うなよと言わんばかりに私を引っ張り出した。すると少し経ってから「〇〇ウォーター」が販売された。後で友達に、飲料品メーカーの社長だったと聞かされた。

〇〇C

とあるエステ業界の〇〇Cのテレビコマーシャルの仕事をさせてもらっている時の話です。
コビーライターの人に「彼女のどこが好き?」と唐突に聞かれたので、「いきなりなんだ!この人は」と思いながら、適当に「・・・・・・カラダ?ですかね!」と答えた。すると少し経ってから、〇〇Cの新しいテレビコマーシャルが流れた。
スーパーで彼女が彼氏に尋ねているシーンが流れ、なんとそのセリフが、「私のどこが好き?」「・・・カラダ」と言うやり取りだった。
食事中の私は、ドラマでもよくあるシーンの一つでもある、口の中にある飲み物を吹き出した。

カシスウーロン

代官山で飲食店のアルバイトをしていた時の話です。
女性のお客様からカシスソーダの注文が入った。なんとソーダが無いことに気づき、生憎オレンジジュースもグレープフルーツも用意できない。恐る恐る「申し訳ございません。割るものがウーロン茶しかなくて」と伝えると、そのお客様は、「だったら!ウーロン茶でもいいから持ってきて!」と少々ご立腹気味、いや少々どころではなかった。私は心の中で「あなたの言われた通りにしたんだからな!」と正々堂々とウーロン茶割りをそのお客様にお持ちし、呑むところまでをしっかり見届けた。

すると

「オイシィーーーーーーーー」と叫んだのだ。

私は、一体何が起きたのか分からず、割ったウーロン茶のラベルを確認したぐらいだった。
周りのお客様まで何が起きたのか分からずに、「あれと同じものを」と訳のわからない状態でした。
私も恐る恐る飲んでみた。
うまい、確かに美味い。店長も「これは間違いない。」と驚いていた。何が間違いないのかわからないが
「カシスウーロン」が生まれた瞬間に遭遇したのだ。

離れ小島に猿が沢山生息しています。その中の一匹の猿が偶然、浜辺で芋の泥を落として食べてみた。すると格段に旨い。その後、その猿が教えたわけではないのに同じように芋を洗って食べるようになるという……現象のことです
百匹目の猿

世の中には、一見説明のしようがない"謎"に包まれた現象が起きる。偶然なのか、嘘のような本当の話ですが、私にとってはとても良い思い出のお話でした。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

godaigenso

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