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#60 今日は、心を見つめる日

未来を楽観的なイメージよりも悲観的に捉えているデータが数多くあります。
未来は明るいと思うより、未来は不幸だと思う人が多いようです。
自殺未遂をした若者に、生きて日本の未来を見たくはないかと質問しても
「別に興味がない」と冷めた反応が返ってくる。

私なりにその原因を考えてみました。
人生の価値観である幸せとは、経済力と物の豊かさであると信じていることで、
その先にしか幸せがないと考えているのかもしれません。

妄想的に

もちろん高みを目指すことを悪いことではありません。
その高みに到達した人は幸せでしょう。では、到達しなかった人は幸せではないんでしょうか?
人それぞれ幸せのモノサシは違うとは思いますが、それが未来を悲観的に考えてしまう原因でもあるわけです。

実際に20代後半で年収300万円にも満たないため、結婚へ踏み切ることができない未婚男性が49%もいます。
これが、今の日本において若者が置かれた経済環境でもあります。
結婚とは愛ではじまるが、生きていくためには収入が必要です。
しかし、どんな状況でも、どんな環境でも、幸せを感じられる心を持っていることの方が大切だと考えています。
なぜなら、全てに満たされていないと幸せを感じられないと、収入が減った時や
自己評価が下がった時に精神疾患に陥ってしまう可能性があるからです。

「男はつらいよ」や「武士の一分」の映画監督の山田洋次さんが、次のように言っていました。

昔は、幸せと言う言葉がなかった。それに代わる言葉があるなら、それは安心だった。幸せという言葉が生まれてから、あるいは、「こんな生活が幸せだ」という
幸せの一般的イメージが出来上がって以降、現代人は不幸になった。
山田洋次

「こんな生活が幸せだ」の考え方も、いわゆるステレオタイプと言えるでしょう。

あなたにとって何気ない日々の生活の中で、小さな安心を感じる時はどんな時ですか?
私は家族と食事をしている時です。

今日起きた出来事や、何気ない会話をしながら一緒にご飯を食べて、共に過ごす
そんな平穏な日々でさえも、楽しむことができたのは、家族みんながいたからです。
ドレスアップするよりも、食卓に花を飾った方が心の安らぎになります。

いつだって幸せを作るのは、「目の前にあるもの」なんです。
安心という幸せを感じて動いていれば、いつか感動に出会える。

最後まで、御読みいただきありがとうございました。
godaigenso


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